U−21日本代表、準決進出へ望みつなぐ逆転勝利! 2度のビハインドと退場も上田が決勝PK弾!

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 トゥーロン国際大会2018、グループステージ第2節が5月31日に行われ、U−21日本代表がU−19ポルトガル代表と対戦した。

 U−21トルコ代表と対戦した開幕戦は、先制するも2失点を喫し1−2で敗れ黒星スタートとなった。この日もフォーメーションは3−4−2−1を採用。橋岡大樹(浦和レッズ)、冨安健洋(シントトロイデン)、板倉滉(ベガルタ仙台)の3バック。松本泰志(サンフレッチェ広島)、中山雄太(柏レイソル)がダブルボランチを形成し、WBには初瀬亮(ガンバ大阪)と菅大輝(北海道コンサドーレ札幌)を配置。三好康児(北海道コンサドーレ札幌)と森島司(サンフレッチェ広島)の2シャドーに、田川亨介(サガン鳥栖)を1トップに抜擢。前節からスタメンを4人入れ替えて臨んだ。

 日本は立ち上がりから攻め込まれる苦しい展開が続く。すると32分、クロスからヘディングシュートを打たれると、一度はセーブするも、こぼれ球を押し込まれ失点。

 先制を許した日本は36分、バイタルエリアから三好がスルーパスを送ると、これに田川が反応。キーパーとの一対一から冷静に股を抜いて流し込み、日本は同点に追いついた。

 1−1で前半を折り返すと、後半もポルトガルが攻勢に出る。すると29分、スルーパスに抜け出された日本はGK山口瑠伊(エストレマドゥーラ)がエリア外でハンドを犯し、一発退場。さらに、このフリーキックを直接決められ勝ち越し点を献上してしまう。

 1人少ない状況で勝ち越しを許した日本だったが、積極果敢な攻撃で逆襲に出る。

 77分、途中出場の遠藤渓太(横浜FM)から、同じく途中出場の上田綺世(法政大学)へパスが通ると、ゴール左へ流し込み、再び同点に追いつく。後半アディショナルには、三笘薫(筑波大学)のスルーパスに上田が再び抜け出すと、ポルトガルDFのファールを誘いPKを獲得。これを上田が決めて勝ち越しに成功した。

 試合はこのまま3−2で終了。2度のビハインドを跳ね返し、日本代表が今大会初勝利を手にした。勝ち点3を獲得し、準決勝進出へ望みをつなげた日本代表は次戦、6月3日にカナダ代表と対戦する。

【スコア】
日本代表 3−2 ポルトガル代表
【得点者】
0−1 32分 ルイス・シウバ(ポルトガル)
1−1 36分 田川亨介(日本)
1−2 72分 ジョアン・フィリペ(ポルトガル)
2−2 77分 上田綺世(日本)
3−2 80+3分 上田綺世(日本 PK)