2018年5月3日に噴火したハワイ島のキラウェア火山では今なお活発な活動が続いており、溶岩の噴出現場付近は立ち入り制限が行われ、住民は避難生活を余儀なくされています。溶岩が流れ込んで道路など人間の生活空間を飲み込んだ跡を、ドローンによって撮影した映像が公開されています。

ジェレミア・オスナさんがドローンの空撮映像をFacebookで公開しました。

生い茂る森の中に通された1本の道の上から映像は始まります。



ゆっくりとドローンが上昇を開始。



道路の先では、冷えた溶岩が真っ黒に固まっています。



ドローンが前進すると、森の木は消え、黒い地面が露わになっています。どうやら溶岩が森の木を飲み込んだようです。



よく見ると、分断された道路が確認できます。奥から映像で右から左へと流れ込み、森を飲み込み道路を分断させた模様。



道路の右側には小屋も確認可能。溶岩が通った場所は、人の往来がある場所だったことがわかります。



さらにすすむドローン。地面にはところどころ煙が確認できます。



ドローンのカメラの先には、大きな煙が立ち上っています。



噴火当初、溶岩の規模は比較的穏やかだったとのこと。直後の様子も以下のムービーで確認できます。

付近の住人たちには強制避難命令が出されましたが、オスナさんの空撮映像は、その判断が正しかったことを裏付けています。ドローンが普及したことで、火山活動などの自然災害の規模が素早く臨場感のある映像で共有できるようになったことを実感させる投稿でした。