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 9日、『週刊文春』(文藝春秋社)が、15年前、元TOKIO山口達也に性的被害を受けたと思われる女性のインタビュー記事を公開。その内容が、ネット上で物議を醸している。

 誌上では、女性が被害時の様子を赤裸々に告白。15歳だった被害者は宿泊先のホテルに友人、マネージャーを名乗る男と半ば強引に連れられ、招き入れられると、強制的に酒を飲まされたという。

 そして、女性がトイレに立つと、酒に酔った山口から抱きつかれ、キスをされたうえ、腕を引っ張られ、性的被害を受けた模様。その際、一緒に部屋に入ったという友人とマネージャーを名乗る男は消えていたという。女性は誰にも相談できず、泣き寝入りしていたそう。

 それだけでもかなり衝撃的な話だが、もっと驚かせたのは山口がTOKIOの人気を支える番組『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)の内容について、「DASH村とか、農業とか面倒くさい。正直だりぃよ」と愚痴をこぼしていたと報じられたこと。

 TOKIOの5人が一目置かれる存在となったのは、『ザ!鉄腕!DASH!!』で農業・漁業・工業などに真剣に取り組み、結果を出してきたことに他ならない。山口はそのなかでも番組内で絶滅危惧種の魚を釣り上げる、新米を作るなど、中心的な役割を担ってきた存在。

 日本テレビが年2回ペースで放送する『DASHでイッテQ!行列のできるしゃべくり 人気番組ナンバー1決定戦』では、TOKIOの作った「新男米から」作ったおにぎりを食べた二宮和也が「おいしいお米。番組の企画とは思えない」と発言すると、キレ気味に「企画じゃない本気だよ」と怒る場面があった。

 その発言が何事にもつねに真剣に取り組むTOKIOを象徴する言動と考えられてきたが、じつは「だりぃ」と「嫌々」やっていたことに、ネットユーザーは衝撃を受けた様子。

 番組のファンからは「ずっとイヤイヤやってたの?」「やっぱり嫌だったんだ」「例えそうだとしても他人に口外するのはプロじゃない」「本当は福島もどうでもいいんじゃないの?」「みんなそう思っていると思っていたよ」などと憤る声が。

 一方で、「それだけ農業を真剣にやっている証拠」「仕事でやっているのだから当然だるいと思うはず」「農家の人間も同じことを思っている。本職な証拠」「グチくらい良いだろ」などの声もあり、むしろDASH村に本気で取り組んでいたのだと、感心の声も上がっている。

 現在のところ、『週刊文春』の報道の通り、本当に山口がこのような発言をしたかや、当時未成年の女性と性的関係を持ったかは不明。しかし、仮に事実とするならば、犯罪になる可能性が高い行為である。発言についても、愚痴りたくなる気持ちはわかるが、アイドルグループに所属し、一生懸命さをウリにしてきたTOKIOにとしては、不適切な言動と捉えられそうな発言だろう。

 奔放な下半身と酒、そして少女趣味といわれる性癖で仕事を失ってしまった山口。発言の是非については意見がわかれるところだが、TOKIOに協力していた農家の人々に、「嫌々やってたのか…」と嫌悪感を持たれてしまっても仕方ない。しかし、ネット上の現役で農業に携わる人たちは、むしろこの発言を好意的に捉えているようだ。