気になる人は多いはず!?ピーアップの個性派スマホ「Mode1 RS」の同梱品や内蔵機能をチェック

既報通り、携帯電話ショップ「テルル」を展開するピーアップがレーシングマシンの世界観をモチーフにしたオリジナルのSIMフリースマートフォン(スマホ)「Mode1 RS(型番:MD-03P)」を11月11日(土)に発売します。

価格はオープンながら市場予想価格が22,800円(税別)で、販路はテルル店頭やAmazon.co.jpなどのECサイトとなっており、すでにAmazon.co.jpでは予約販売が行われています。

Mode1 RSは背面にカーボン調のデザインを施し、レーシングマシンを意識したという外観のほか、通知音にレース用マシンのエンジンや走行時の音が収録されているなど、RSの由来である「Racing Spec」の名を体現する大きな特徴を持つ製品となっています。

本記事では発売に先立ってレビュー用のサンプル機(製品版と同じもの)の提供を受けましたので、前回の発表会の内容および外観の紹介に続いて同梱品やプリインストールアプリ、内蔵機能の解説をお届けします。

【開封の儀を執り行い内容物を確認】

Mode1 RSの個装箱は初代「Mode1(型番:MD-01P)」と同様の樹脂製のクリアケースで、開封しないでも本体の背面が見えるものになっています。


個装箱内のMode1 RSは後ろ側を向いた状態で収められており、本体カラーがひと目でわかるようになっています。背面側にはデータ通信に関する注意が記載。

また個装箱底面には本機のモデル番号である「MD-03P」の表記や本体カラー、IMEI番号の記載されたシールが貼られています。紙製のシールなので、開封の際に破いてしまっても問題はありませんが、ドライヤーなどを使ってキレイに剥がして取っておくのもいいでしょう。

なお、筆者のオススメの保存方法として剥がした後に他の紙へ貼りつけて箱にしまっておくといいかもしれません。

個装箱左右側面には「Mode1」のロゴが書かれていました。個装箱の個装箱の天面側には特に何もないので、画像は割愛します。


それでは、開封して中身を取り出してみましょう。箱を開いて本体を取り出すと、その下の台紙部分が箱になっているのがわかります。これは初代のMode1と同じで、この中に本体以外の同梱品が収められています。


余談ですが、Mode1 RSには初めからディスプレイ用の保護シートが貼られているので、特にこだわりがなければ、改めてサードパーティー製の保護シートを買う必要はありません。


あらかじめ保護シートが貼られているのはありがたいこと



Mode1 RS本体以外の内容物は保証書、マニュアル、microUSBケーブル、SIMカードアダプター(nano→micro)、イヤホンジャック保護ピンとなります。

同梱品としてちょっと珍しいアイテムとして「イヤホンジャック保護ピン」があるのですが、これはその名の通り、3.5mmイヤホンジャック内に埃が混入するのを防ぐために使用します。


非常に小さいのでなくさないようにしましょう。(特別、Mode1 RSのイヤフォンジャックが弱いというわけでもないので、個人的には使わずにしまっておいた方がいいとは思いますが…)

【Mode1 RSのプリインストールアプリや内蔵機能をチェック】

続いて、Mode1 RSのプリインストールアプリや内蔵コンテンツなどをチェックしてみましょう。まずはホーム画面からになります。


Mode1 RSのホーム画面

Mode1 RSのホームUI(ユーザーインターフェース)はAndroidスマートフォンの標準的なもので、本機では1ページのみの構成となっていました。もちろんアプリを追加していくことでホーム画面の枚数は増やせます。

初期配置のアプリも通話(電話機能)やカメラ、Googleの基本的なアプリのみとなっています。ちなみにホーム画面上部にあるGoogleの検索バーは移動することも消すこともできません。別のホームアプリを別途インストールすれば非表示には可能。


プリインストール済のアプリもGmailやChrome、GooglePlayなどのGoogle純正のアプリとMediaTek製CPU採用スマホで見かけるタイプのファイルマネージャー(ファイラー)、そして緊急速報の設定を変更するためのアプリアイコンがある程度で、サードパーティー製のアプリは何ひとつプリインストールされていません。

これについては、先日の新製品説明会にて「自由にカスタマイズして自分だけのスマホにして欲しい」といった説明があったので意図的なものなのかもしれません。


内蔵の壁紙も3種類のみとなっています。壁紙や着信音などのコンテンツについては後日、Mode1の公式Webページから追加用のものをダウンロードできるようになる予定とのこと。



・圧巻の物量のレース系着信音

プリインストールアプリやウィジェット、壁紙などは最小限のシンプルなものとなっていますが、着信音の項目の充実度、特にモータースポーツを大きくフューチャーした「Racing Spec」ならではの音楽ファイルの数に驚くと思います。


13種類もある「Racing Sound」はすべてエキゾーストノート(エンジン排気音)やレーシングマシンの走行音、アイドリング音となっており、モータースポーツ好きなユーザーにはたまらないものが揃っています。

それ以外にも「Rush」や「ShimmerSpeed」はモータースポーツの世界観を強く意識したスピード感のある曲となっています。特にShimmerSpeedの疾走感はカッコいいです。

・その他の内蔵機能(OSやストレージなど)

その他の内蔵機能をまとめました。OSはAndroid 7.0(開発コード名:Nougat)で本体ストレージは32GB(ユーザー領域は約24.7GB)となります。




セットアップ直後の本体ストレージ情報



プリインのカメラアプリはMediaTekスマホの標準的なカメラアプリ

カメラアプリはMediaTek製SoC搭載スマホの標準的なカメラアプリとなっています。画面解像度が高くない(1280×720のHD解像度)ことも幸いしてか、レスポンスは良好です。

カメラ機能で気になったのはシャッター音が非常に大きいことで、撮影に問題のないようなシチュエーションでも、静かな場所では注目を集めてしまうのではないかと思うくらいにシャッター音が大きくなっています。

現状ではシャッター音を消すこともできないので、今後のアップデートでシャッター音の調節、もしくは消音機能が欲しいところです。また、スクリーンショットを撮っても同様に非常に大きな音が鳴ってしまうのも惜しい点でした。

【荒削りなMode1シリーズのレーシングマシンにこだわったモデル】

今回は、駆け足気味に開封レポートから内蔵のプリインストールアプリの紹介までをお送りしました。プリインストールアプリは必要最低限のものとなっており、まさに自分で自由にカスタムできるスマホとして、端末そのものが持つ世界観とともに魅力的スマホだと思います。

逆にスマホそのものに不慣れなユーザー向けにはスマホとしてまっさらな状態の本機は敷居が高く感じるかもしれません。せめてSNSアプリなどをセットアップするための初心者向けマニュアルなどがあってもいいかも。

外観デザインやプリセットされているサウンドファイルなど、モータースポーツの世界を取り入れた端末は世界的に見ても珍しく、スマホそのものに少し慣れてきた人が個性やアクセントをもって選ぶ“サブマシン”としての選択肢にも十分にアリな1台ではないでしょうか。

間もなく発売となるMode1 RSはテルルの店頭などで実機に是非触れてみてください。サクっと買えちゃうくらいのお値段ですし、セカンドスマホとしてもおすすめできると思います。

SIMフリースマートフォン Mode1 RS (ブラック) [エレクトロニクス]
株式会社ピーアップ



記事執筆者:河童丸


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