人気が高まっているカセットテープを扱う、中目黒の「waltz(ワルツ)」

写真拡大

データで音楽を聴くことがスタンダードになるにつれ、音楽好きの間で再評価されているのがレコードなどのアナログ音源。そのなかでも「形や存在感がいい」と人気が高まっているのがカセットテープだ。

【写真を見る】ヴィヴィッドな色合いの「WALKMAN WM-EX633」(2万304円)、PET SHOP BOYSのアルバム「BILINGUAL」のカセットテープ(2030円)

■ 「聴けるインテリア」として音楽好きに人気

「相手の世代や好きな音楽に合わせてテープとプレイヤーをセットでプレゼントするのも気が利いてますよね。サイズ感がかわいくてインテリアとしても映えるんです。プレゼント需要も多いので、ギフトボックスも用意。新譜のリリースも増え、カセットというフォーマットを通じて新しいカルチャーが生まれているのを感じます」と話すのは、中目黒「waltz(ワルツ)」の角田太郎さん。音楽好きでこだわり派のあの人も思わずうなる、ツウ好みのアナログカセットをセレクトしよう。

■ <1>30代のダンスHIP-HOP好きには…PET SHOP BOYS「BILINGUAL」× WALKMAN WM-EX633

80年代から第一線で活躍するデュオの1996年のアルバムと、同じ時期のプレイヤーをセットにして。共にヴィヴィッドな色合いとシンプルなデザインが魅力。ウォークマン(2万304円)。カセットテープ(2030円)。

■ <2>40代前半のUKインディーロック好きには…PRIMAL SCREAM「screamadelica」× WALKMAN WM-3500

ポップな見た目と簡単操作で人気のマイファーストソニーシリーズのプレイヤーと、ロックとハウスが融合した90年代初頭のUKロックの名盤を組み合わせて。ウォークマン(2万4624円)、カセットテープ(2678円)。

■ <3>40代後半のHIP-HOP好きには…L.L.COOL.J「RADIO」× WALKMAN II WM-2

名プロデューサーにしてDef Jamレーベルの設立者、リック・ルービンの手腕が光るオールドスクールの金字塔には、渋いプレイヤーがよく似合う。ウォークマン(5万7024円)、カセットテープ(2894円)。

推薦人 角田太郎

CD・レコードショップのバイヤーなどを経て「Amazon.com」日本法人立ち上げ時に入社。その後、waltzを開業。

「カセットを聴ける環境があるかどうかは関係なく、プレゼントとして人気のカセットテープ。新譜には、ダウンロードコード付きのものも」【東京ウォーカー】