マレーシアのクアラルンプールにある議会議事堂(2013年6月24日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】マレーシアの国会議員が、夫との性行為を拒否する妻は夫を「精神的、感情的に虐待している」と発言し、非難の集中砲火を浴びている。

 議員は、与党連合の一角、統一マレー国民組織(UMNO)に所属するイスラム教徒のチェ・モハマド・ズルキフリ・ジュソ(Che Mohamad Zulkifly Jusoh)氏。問題の発言は25日、議会で行われたドメスティック・バイオレンス(DV)に関する討論の場で飛び出した。

 同氏は「男性は身体的に女性よりも強いと言われるが、妻が極端な態度で夫を傷つけたり虐げたりする場合もある」と主張。「たいてい、妻は夫をののしる。これは精神的な虐待だ。夫を侮辱し、夫の性的欲求にも応じない」「こうしたものはすべて精神的、感情的な虐待である」と持論を展開した。

 女性の権利保護を訴える著名な活動家、マリーナ・マハティール(Marina Mahathir)氏はAFPの取材に、議員の見解は「無知に基づくもの」と一蹴。「女性には性行為を拒否する権利がある。結婚したら相手の女性の身体は自分のものと考えるのは古い観念だ」「女性が性行為を拒否すれば男性が虐待を受けたことになるという解釈は、ばかげている」と述べている。
【翻訳編集】AFPBB News