57歳で急死したピート・バーンズ(出典:https://twitter.com/peteburnsicon)

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80年代に「デッド・オア・アライヴ」のボーカルとして大ブレイクし、美しい容姿、男性的で太い声、素晴らしい歌唱力などで大変な人気を誇ったピート・バーンズ。その後何度も美容整形で顔を変えるなどし世間を驚かせた彼が、57年という短い人生の幕を閉じた。同時期にブレイクした「カルチャー・クラブ」のボーイ・ジョージもこの訃報に衝撃を受け、「信じがたいこと」とツイートしている。

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10月23日、ピート・バーンズが心不全にて急死した。彼の突然の死につき、Twitterには以下のような声明がアップされている。

「非常に悲しいことですが、ピートが重度の心不全で死去したことをご報告せねばなりません。私達の特別なスターが亡くなってしまったことに、家族、そして友人達は大きなショックを受けた状態です。」
「彼は鋭く明確なビジョンを持った人物でした。そして美しく才能のある人物でもあったのです。彼を愛しその存在に感謝していた人全てが、彼を恋しく思うでしょう。」
「彼は、私達の思い出の中で永遠に生き続けます。」

この訃報を受け、ボーイ・ジョージも大打撃を受けたとのこと。同じく男性でありながら美しいルックスで人気を集めた彼は、このようにツイートしている。

「ピートが亡くなったと聞き、泣いています。彼は素晴らしく、実にエキセントリックな人物でした。僕の人生において大きな部分を占める人物だったのです! ああ、(彼の死は)信じがたいことです!」

ちなみにどんどん女性的な容姿になったピートについて「ゲイなのか」という噂が尽きなかったが、自身のセクシュアリティにつき、ピートはかつてこう語っていた。

「人は知りたがるのさ。僕がゲイか、バイセクシュアルか、トランスジェンダーか…そんなことをね。僕はこう答えるようにしている。そんなことは忘れてほしいって。」
「僕は僕。ピートなんだ。」
「ドレスを着て女の子になろうとしているワケではないのさ。僕は多くの自由、そして創作性を与えられて育ったんだよ。」

斬新な音楽、ファッション、美、自由な生き方。それらで世界中のファンと音楽関係者を魅了したピートは、あまりにも早くこの世を去ってしまった。

出典:https://twitter.com/peteburnsicon
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)