26日、欧州連合から離脱することが決まった英国の通貨・ポンドが暴落しており、中国資本の流入を招く可能性がある。写真はロンドン。

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2016年6月26日、中国紙・参考消息(電子版)によると、欧州連合(EU)から離脱することが決まった英国の通貨・ポンドが暴落しており、中国資本の流入を招く可能性がある。

米フォーブスは24日、「英国EU離脱後の中英ビジネス」と題する記事を掲載した。執筆したのは、上海市にある中欧国際工商学院(CEIBS)の専門家で、中国ビジネス界のリーダーたちは常に英国におけるビジネスに積極的な姿勢を持っているとし、今後のキーポイントは金融リスクと収益の見通しだと指摘している。

不動産関連の投資家や開発企業はいずれも損失が深刻で、ポンドの暴落をきっかけにより多くの不動産を買い入れるかどうかは長期的な見通しによって決まるが、早期の回復は見込めず、「EU離脱は不動産投資にとってはマイナス」と予想している。

しかし、英国の持つ技術やブランドは以前から多くの中国人投資家を引きつけているが、ポンドの暴落で以前よりも大幅に“安値”になり、英国の持つそれらの資産を中国で運用したいと考えている投資は今後「増加する可能性が高い」と予想。

観光については、英国は国境検査を必要としない「シェンゲン協定」の対象から除外されており、中国人観光客が欧州で英国を含む複数の国を訪れようとした場合、もともと英国のビザを申請する必要があったことから、EUを離脱しても状況は変わらず、「中国人観光客の増減には影響しない」と予想されている。

全体的には、不確定要素や欧州市場への進出は難しさが増し、短期的にはマイナス影響が出ることが予想されるが、長期的には離脱した英国が貿易や投資、移民に関してどれだけ自由化するかによって影響の程度が決まるとみられる。(翻訳・編集/岡田)