ブルージェイズ戦の6回、追撃満塁弾を放ったレッドソックスのホルト(背番号12)

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● ブルージェイズ 7 - 8 レッドソックス

<現地時間4月8日 ロジャース・センター>

 レッドソックスが敵地で大逆転勝利。リードした7回からは田沢純一、上原浩治、クレイグ・キンブレルの新勝利の方程式で逃げ切った。

 レッドソックスは先発投手のケリーが誤算。2-1で迎えた4回、適時打と押し出し死球で勝ち越しを許すと、2番ドナルドソンには初球を狙い打たれ、痛恨の満塁弾を浴びた。

 しかし、ここから打線が反撃開始。6回に7番ホルトが満塁弾を放ち6-7とすると、7回には開幕から打撃好調の4番オルティスが同点打。さらに5番ラミレスが勝ち越し打を左前へ運び、一気に試合をひっくり返した。

◆前回黒星の田沢、1回パーフェクトで見事リベンジ

 リードした7回裏は、5日のインディアンス戦で負け投手になった田沢が登板。先頭の7番ソーンダースには3ボール1ストライクとしたが、最後は球威のある直球を続け左邪飛。7番マーティンは鋭く落ちるスプリットで空振り三振に退けると、8番ゴインズも二ゴロに打ち取った。

 8回は上原が登板。こちらは先頭打者に珍しく四球を与えたが、送りバントで一死二塁とされたあと、2番ドナルドソンを三ゴロ、3番バティスタは自らの好フィールディングで投ゴロに仕留め、こちらもしっかりと役割を果たした。

 9回は新守護神・キンブレルが登場。力強い直球を軸に貫禄の三者凡退締めで、自慢の勝ちパターンが虎の子の1点をキッチリ守り抜いた。