ショッキングな告白といった雰囲気はない。だが、ブラジル代表のカルロス・ドゥンガ監督が『TV Globo』の番組で明かした招集メンバーと代理人の関係は、騒ぎを呼ぶことだろう。

ドゥンガ監督は名前を出していない。だが、次のように明確に述べている。

「代表メンバー招集の前にプレッシャーを受けたことはない。だが、一部の選手を招集しなかったことで問題を抱えたことはあった。脅しめいたメッセージも受け取ったよ。幸いにも、一つのエピソードでしかなかったがね。問題は、代理人たちがサッカーを牛耳っていることだ。良いことのために物事をやるのが、あまり役立たないんだよ。彼らは団結して我々に反するんだ」

また、ドゥンガ監督はブラジルのスター、ネイマールにも言及した。

「彼がバロンドールを受賞するタイミングだ。私は彼に投票した。(クリスティアーノ・)ロナウドは昨季ほどのパフォーマンスではない。彼のプレーが良くないと言っているんじゃないよ。ただ昨年と同じレベルではないということだ。(リオネル・)メッシはケガをしていた。ネイマールはその間にバルセロナのリーダーとなったんだ。だから、彼のタイミングが来たと思う」

2010年のワールドカップ後に解任されたドゥンガ監督は、2014年大会後に復帰。前回のコパ・アメリカでは準々決勝でパラグアイにPK戦の末に敗れている。