写真利用の通信費が無料?「キタムラタブレット」は新しいタブレット選びの選択肢

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最近のタブレットは「どれを買っても変わらない」と思ってはいないだろうか。
価格の差はあるが、タブレットの性能や機能に大きな変化がないからだ。約2年前の「Nexus 7(2013)」でさえ、2015年の現在でも快適に利用できる。

すると、今、「タブレットは何を買えばいいの」と、悩む人ことになる。
その一つの回答が、「キタムラタブレット」という選択肢だ。

●とにかく写真に特化したタブレット
大手カメラチェーンのキタムラは、同社初のタブレットとして「キタムラタブレット」を6月15日より発売した。

「キタムラタブレット」のベースとなっているのは、ASUSの「MemoPad 7」だ。
7インチタブレットとしてはミドルスペックで、軽量かつクアッド(4コア)コアCPUを搭載し、サクサク動作するのが特徴だ。ASUS製品も人気があり、製品としての安心感もある。

さて、ここからが、「キタムラタブレット」が便利なポイントだ。
「キタムラタブレット」には、通信用のSIMカードが装着できる。
キタムラが提供する「写真ホーダイSIM」という格安SIMを契約すれば、本体料金込み月額2990円(2年間、3年目以降1600円)で利用できる。
「写真ホーダイSIM」
・1日70MBまで高速データ通信が利用できる
・70MBを超過した場合は翌日までは200kbpsに制限される

といった、1日単位で利用できるデータ専用格安SIMなのだ。

これだけだと、ただの格安SIMセットのタブレットである。
ここからが、「写真ホーダイ」のポイントだ。

●キタムラサイト・アプリは通信量が無料
「キタムラタブレット」は、その名の通りカメラのキタムラで利用する前提で作られた、専用特典のあるタブレットである。

実は、キタムラのサイトやアプリで利用する通信量はカウント外になる。
つまり無料扱いなのだ。

実際に無料で使えるコンテンツが、以下だ。
・キタムラのホームページ
・プリント直行便 … 1枚31円(L版)で印刷予約を行える
・イヤーアルバム … 自動で選択された写真にて簡単にフォトブックが作れる
・マイフォトボックス … 写真を保存できるクラウドサービス
・ARビューアー … 動画プリントにかざして動画再生する拡張現実アプリ


さらに、これらの専用アプリは、タブレットにあらかじめ入っているため、利用者は購入後、すぐにアプリが使える。

この無料サービスが便利でオトクな理由を解説すると、
最近の写真データは高画質化、高解像度化しているので、1枚5MB以上するのもザラである。また、クラウドサービスで写真一覧を利用しようものならば、すぐに上限の1日70MBに達してしまうだろう。
しかし、「キタムラタブレット」を利用することで1日70MBの通信量は、写真関連以外でフルに使えるというわけだ。

●ネット注文では写真プリントが少し安い
もうひとつ注目しておきたい点は、写真プリントが安くなるということだ。

カメラのキタムラに出向いて、店頭で写真プリントを注文した場合は1枚38円かかる。
しかし、スマホやタブレット、ネット経由で注文した場合は割引になるのだ。
・店頭でプリント注文 … 1枚38円
・ネットでプリント注文 … 1枚31円

と、1枚あたり7円の差が出てくる。
つまり、5枚印刷すれば、1枚分以上お得になる計算だ。
実は、このワザは「キタムラタブレット」を使う、使わない、関係なく、安く印刷できるワザなので覚えておくと良いだろう。

写真に特化した「キタムラタブレット」、もしカメラの写真を大きく観たい、写真管理用にタブレットを使ってみたい要望であれば、ひとつの選択肢になるのではないだろうか。

今後は、このようにひとつのことがらに特化したスマホやタブレットが多く出てくるのかもしれない。

キタムラタブレットニュースリリース|キタムラ


布施 繁樹