日本の新たな主力ロケットとして期待される「H3」。今年2月に初の打ち上げが成功し、6月30日には鹿児島の種子島宇宙センターから「H3」3号機が打ち上げられる。多くの宇宙ファンが心待ちにするビッグイベントだが、一方で「日本の宇宙開発は世界の最先端から大きく脱落している」と警鐘を鳴らすのが、科学ジャーナリスト・松浦晋也氏だ。松浦氏いわく、H3ロケットは想定スケジュールより7年間の遅れを取り、イーロン・マスク率いる