2022年3月4日に月の裏側に落下した天体「WE0913A」はロケットの一部とみられています。WE0913Aは通常とは異なる2つの連なるクレーターを残したため、その正体に関心が持たれていました。アリゾナ大学のTanner Campbell氏などの研究チームは、地上の2つの望遠鏡による観測データから、WE0913Aの正体は中国国家航天局の月探査試験機「嫦娥5号T1」の打ち上げに使われた「長征3号C」の上段ステージであると確定させました。また、この