ギラギラした街で遊び尽くし、内面や経済的に余裕が出た大人が落ち着いた艶やかさを求めて辿り着く。それが麻布十番。最寄り駅がない頃は「陸の孤島」と呼ばれ、その隔絶感に惹かれた芸能人や在住アッパー層が闊歩するまさに選ばれし者たちの聖域だった。時は流れ、コロナで人の流れが止まっても、「富裕層が暮らす陸の孤島」は自国の中で進化をしつづけ、気づけば今、より魅力を増している。そして、”十番祭り”の復活とあれば、