春の東北大会4試合で合計30得点。17年ぶりに優勝した八戸学院光星(青森)は、仲井宗基監督が「うちのスタイル」と打ち出す攻撃力が際立った。今年のセンバツ出場をかけた昨秋の青森県大会で初戦敗退だったチームが、春には東北制覇と大きく飛躍した背景。それは、打線よりむしろ投手陣にあった。3−2と接戦だった仙台育英(宮城)との決勝戦のように、打線が相手投手陣を打ちあぐねている展開であっても主導権を渡さない存