日本の「現在地」が、改めてはっきりした。カタールW杯アジア最終予選までは、「引いた相手をどう崩すのか」がメインテーマだった。しかし、W杯では格上の相手の攻撃を食い止め、そのうえで攻めに出ていかなければならない。6月6日のブラジル戦で、日本は18本のシュートを浴びた。高い位置でボールを奪うことは限定的で、ペナルティエリア内でのシュートブロックが続いた。それでも、失点は77分のPKのみにとどめた。