森川の決勝打で、関東一延長10回逆転サヨナラ、3季連続甲子園出場大会最終日になって、ようやく梅雨明けが発表されたこの日、夏、春、夏の3季連続の甲子園出場を目指す関東一と、27年ぶり(当時は西東京)の甲子園出場を目指す東亜学園の一戦は、魂と魂がぶつかり合う、まさに死闘になった。複数の投手を擁する両校であるが、関東一は背番号1の佐藤 奨真、東亜学園は背番号10の藤下 凌也という、ともに左腕投手が先発した。