文章を少しでもうまく書けるようになりたい。こうした願いは、なにも文章執筆を生業にする人たちにかぎったものではないでしょう。自分の思いや考えを過不足なく文章で表現できるようになれば、メールでのやりとりなど、日常の様々な場面でプラスに働くことは間違いありません。『文章のみがき方』(岩波書店/刊)の著者である辰濃和男さんは、1975年から1988年にかけて朝日新聞の「天声人語」を執筆していた経歴の持ち主。そん