食べログには2015年1月現在4万8953件ものラーメン店が登録されており、その中で4.40の驚異的なスコアをたたき出し、ラーメン部門でトップなのが和歌山県有田市にある「清乃」です。交通のアクセスが悪いながら全国1位のお店になっており、和歌山らしいしょうゆにこだわったラーメンが食べられるそうなので、修業先の「月乃家」と一緒に行ってきました

和歌山県有田市 | ラーメンが大人気♪ 和 dining 清乃

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麺ダイニング月乃家 店主のブログ

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清乃の住所は「和歌山県有田市野696」で、最寄りの箕島駅からは歩いて20分ほどの場所にあります。

清乃に到着。開店10分前にお店に到着したところ、まだ行列ができていませんでしたが、開店直前には10名ほど人が並んでいました。



お店はもともとは和食を出していましたが、今ではラーメンをメインで出すお店。



席に着いてメニューを見てみると、ラーメン4種類、つけ麺2種類と豊富なラインナップ。今回は清乃オススメの「角長しょうゆ 匠(税込800円)」と「和歌山ラーメン(税込750円)」、金沢のラーメン店「神楽」に作り方を習ったという「別皿炭火焼きチャーシュー(税込300円)」を注文します。



まずはすぐに別皿炭火焼きチャーシューがテーブルへ。中はピンク色で、炭火の香りが漂っています。



食べてみると、外は炭の香ばしい香りが付いており、中は豚の旨味をしっかり堪能できる作り。焼いているというよりはいぶして調理しているようでした。



別皿炭火焼きチャーシューを食べ終わったタイミングで、角長しょうゆ 匠が到着。



ラーメンには大きめのチャーシュー2枚



赤カブと煮卵



ねぎやメンマがたっぷり載っています。



麺は太めの縮れ麺で、スープは少し油が浮いています。



まずはスープから飲んでみると、出汁の味よりもしょうゆが前面にに押し出された味になっており、出汁の味がしょうゆの味を支えるような作り。しょうゆの角が立たず力強いスープに仕上がっていますが、あまり塩気を強く感じないのでどんどん飲むことができるスープに仕上がっています。



麺は加水率が高くモチモチした食感で、しょうゆの味がしっかりと感じられるスープとの相性もグッド。西日本ではあまり見ることがありませんが、やや喜多方ラーメンっぽいスタイルに仕上がっています。



チャーシューは別皿の炭火焼きチャーシューとは違い、煮込まれていてホロホロと柔らかい食感。



煮卵は絶妙な半熟加減で、食感がトロトロ。



メンマもコリコリとした食感で丁寧な仕事ぶりが感じられ、細部までこだわったラーメンに仕上がっていました。



2杯目の和歌山ラーメンはスープが茶色く濁っており、角長しょうゆ 匠とは違った雰囲気。載っている具がほとんど同じようですが……



ねぎは青い部分が多く使われており、コショウがかかっています。



メンマは角長しょうゆ 匠とは違い太めのものを使用。



麺は細麺が使われていました。



スープは粘度がありドロドロしてはいるものの、豚の出汁よりもしょうゆの味が強めですが決してしょうゆの角が立たずまろやかな味わいで、旨味は強いものの塩辛さはあまり強く感じません。青ねぎとスープの相性は抜群でした。



麺は角長しょうゆ 匠とは違い加水率が低く、ややポキポキした食感で、粘度のあるスープが良く麺に絡んでいました。



お店を出る11時半すぎには既に行列ができていました。土日は行列ができるので早い時間に行った方が良さそうです。



清乃の修業先月乃家は、2駅離れた藤並駅が最寄り駅で、車で移動すればだいたい20分弱で行くことができます。



看板メニューの豚骨醤油ラーメン(税込650円)を食べてみます。



同じく醤油の角が立たず、まろやかなしょうゆ味ですが、スープに粘度はあまりなく出汁の味は清乃の方が効いている印象。しかし、しょうゆや麦の香ばしさは清乃よりも強く感じることができるスープでした。



清乃の営業時間は昼は11時から14時(ラストオーダー13時55分)、夜は18時から21時(ラストオーダー20時50分)となっており、定休日は火曜日と第3月曜日。月乃家は昼は11時から14時半、夜は17時から22時(ラストオーダー21時30分)までの営業で、定休日は火曜日と第2、第4月曜日となっています。11月から1月の終わりまでにかけては、近辺でみかんを格安で販売するお店などもあるので、観光のついでにこの2店に行ってもいいかもしれません。