NYの有名ヘッジファンダーを銃殺した息子(画像はfoxnews.comのスクリーンショット)

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真の金持ちは節約家というが、それが災いしてしまったニュースをご紹介したい。ウォール街でその名を知らぬ者はいないと言われてきたある有名人物が、30歳の息子に頭を撃たれて殺害された。その意外な理由とは…!?

米『Fox News』が伝えているところによれば、有名ヘッジファンドの創設者で大富豪のトーマス・ギルバートさん(70)が4日、NYマンハッタンの自宅アパートで息子に銃で撃たれて死亡した。父親を殺害した容疑で逮捕され、第二級殺人罪および銃器不法所持につき起訴されたのは30歳のトーマス・ギルバート・Jr.。自殺と見せかけるため、息絶えた父親の手にそれを握らせたこともわかっている。

ギルバート・Jr.はニューヨーク市警察の取り調べに対し、「生活費の額をめぐって口論になり、カッとなって殺した」などと供述している。父親の財力のおかげで月々の家賃が2,400ドル(約28万円)というアパートに暮らしていたギルバート・Jr.は、毎月600ドルを生活費として受け取っていた。だが今月から400ドルに減じると言われて口論になり、父親の頭に向け銃を放ったことを認めている。

ミッドタウンイーストの超高級アパート「ビークマン・プレイス」に暮らしていたギルバートさんの資産は約2億ドル。彼はプリンストン大学からハーバード大学ビジネススクールに進み、ウォール街で40年勤め上げ、「ウェインスコット・キャピタル・パートナーズ・ファンド」を創設した。厳しいその社会を実力で生き抜いて来たと誰からも尊敬される一方で、自分の名を継いだ息子だけが人生のたったひとつの泣き所であったようだ。

※ 画像はfoxnews.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)