6日目のレッスン内容。どのキャラでも同じ顔になっちゃう人、ぶっちゃけプロでもいますよね……。

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小学生〜高校生の時期まで、「進研ゼミ」に励んでいました。模擬テストをこなし、赤ペン先生に送付。その後、赤が入った採点済みの解答用紙が待ち遠しいことこの上なくて! ちょっとした文通をしてる心境に近かったと思います。

いや、ちょっとしたデジャブなんです。タカラトミーが11月20日より発売するは、14のレッスンを経てマンガが上手に描けるようになる『14日間マンガ家コース』。これ、プロが自分の作品を添削してくれるんですよ!

では、その流れについて。まず注目は、マンガの基礎知識が学べる「レッスン BOOK」でしょうか。1日1ステップ、計14日間のレッスンが設定されています。
1日目:マンガって、どうやってできるの?
プロットやネーム、ペン入れや仕上げに至るまでの工程をわかりやすく解説。
2日目:マンガ道具の使い方
使用するペンやインクの種類、失敗したときに使うホワイトなど細かく解説。
3日目:トレース台を使ってみよう!
トレースすることで絵をより立体的に見せられるコツが身に付く。
4日目:トレース台の良いところ
ペンタッチやバランスの良い絵が描けるようになるなど、メリットを紹介。
5日目:顔を描いてみよう!
まずはタマゴ型の楕円でアタリをとってからパーツを描きこんでいく工程を解説。
6日目:顔を描き分けてみよう!
キャラの描き分けに特に重要なパーツ「目」と「髪の毛」について解説。

7日目:身体を描いてみよう!
バランスのとれた身体を描くためのポイントを解説。

どうですか、日が進むごとに本格的なテーマに言及していきます。例えば13日目のテーマは「自分の絵で物語に沿ってキャラを動かしてみよう!」で、1ページマンガに挑戦するし。もちろん、トーン処理やコマ割り、演出・ストーリーの組み立て方などに関する指導も抜かりなし。虎の巻だな、これは……。
この上、プロのレクチャー動画が視聴できる特典も付いているとのこと。参考にしてください。

では、マンガを描き上げたとしましょう。その作品、プロに見てもらいたいですよねぇ? 評価してもらいたいし、直すべき要素は指摘してもらいたい。この時に添削してくれるのは、マンガ専門学校「日本マンガ塾」 のプロ講師であります。
……これ、贅沢だよなぁ。もともとは小学生をターゲットに商品化された『14日間マンガ家コース』だけども、この機会を活用したいと思う大人もいるに違いなく。そんなマンガ家志望らの作品も受け付けてくれるのでしょうか?
「もちろんです! 付属の画材も大人が納得する本格的なものですので、お子様以外にもぜひご活用いただきたいです」(タカラトミー・担当者)
薄さと明るさが特徴の「トレース台」、デリーター社製「ミリペン」、「オリジナルトーン」、「オリジナル原稿用紙」、「お手本シート」も付属しているこの商品、幅広い層をフォローする教材と成り得そうです。
「日本のマンガが世界で認められる中、マンガ家という職業は子どもたちの中で憧れの職業のひとつになっています。また、タカラトミーの調査では『絵やマンガが上手になりたい』と願う子どもは全体(小学3〜6年生男女を対象)の67%にものぼるということがわかり、そんな子どもたちの思いを本気で応援しようと企画いたしました」(担当者)

実は同社、子どもたちの「なりたい!」を叶える本格的体験型玩具“ジョブアカデミー”シリーズを立ち上げており、今回はその第1弾商品となるようです。 「『やってみたい!』を叶える本格的な体験型シリーズとして今後も企画していきますので、ご期待ください」(担当者)

個人的に、今最も才能が集まっている職業は「マンガ家」だと思っています。ハードルは高く険しい道ですが、夢への足がかりにしていただきたいですね!
(寺西ジャジューカ)