高島忠夫ではない。

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ギターって、手が大きい程にアドバンテージありそうじゃないですか? でも、実は布袋寅泰の手って驚くほど小さいんですよ。もう、女の子並み。自分の中で、定説が崩れる契機となりそうなデータです。
反対に、昨今のスマホ事情。もはや、手が大きい方が有利か? そう思えるほど、画面の大型化は進む一方で。

こんな時代が来たからには、自分の手を大きくするしかない! ……というわけで、ご紹介しましょう。サンコー株式会社が開発した『指のび〜る』を見てください。ご覧の通り、指サックです。でも、デカい!

これ、助かると思いません? 何がって、最近よく聞きますもん。「iPhone 6 Plus買ったけど、手が届かない」とか「片手操作しにくい」とか。でも、これがあれば何とかなりそう!
ちなみにこのアイテム、5月12日に発売されたものです。つまり、iPhone 6 Plus発売以前。
「その頃から、GALAXY Note等の登場でスマホは大型化傾向にありました。『画面の隅に手が届かない』という声は、以前から上がっていたんです」(同社・担当者)
決してアップルの波に乗っかったアイデアではなかったものの、iPhone 6 Plusの出現で図らずも人気に火がついた形。現在、好調な販売数を記録しているという。

しかし、このフォルムに到達するまでは苦難の連続だった。というのも、当初の構想は“指”じゃなかったのだ。「学校の先生が使う差し棒みたいなのがいいんじゃない?」が、発想の出発点。でもこの案は現実的ではなく、結局は商品化に至らず。幾度のブレストを経て、ようやく「指が伸びればいい」という単純な構造を思い付いた。

……が、まだ終わらない。だってスタイラスポイントを付けないと、スマホがまるで反応しないんだもの。しかも単にスタイラスを指先に付けても、やっぱスマホは察知しないわけで。スタイラスを適当な位置に変え、形を変え、指との接触位置を変え、サイズを変え、試作品を何度も作り直し、ようやっと満足行く現状の形に到達! 見た目は大味ですが、実はきめ細かいんです。



そんな『指のび〜る』へは、反響が続々と寄せられています。
「見た目について『もうちょっと普段使いできれば……』というお声をいただきますが、どうせなら面白いものをと思い、作りました(笑)」(担当者)
スマホ大型化の波はもちろん国内だけじゃないので、海外からの購入も多いそう。なるほど、このユーモアは世界標準か?

ちなみにこれをはめると、通常より約15ミリ端まで画面タッチできます。ということは、通勤時に電車のつり革を持ちながらもう片手でスマホが操作できるということ。これって、手の小さい女性にもオススメしたくなりますよね?

「男性向けサイズで製作したので、女性にはちょっと太めかもしれません」(担当者)
さいですか……。ならば、男性と指太めの女性に試してみてほしい!
(寺西ジャジューカ)