岩隈久志【写真:Getty Images】

岩隈は最近2試合で13イニング、1失点

 マリナーズ岩隈久志投手(33)が7日(日本時間8日)のツインズ戦で先発し、7回を4安打10奪三振無失点の好投で今季7勝目(4敗)を挙げた。これでツインズ戦では33回2/3連続で自責点ゼロを記録。ツインズ・キラーの一面を発揮した。

 球団公式HPでは、「岩隈10奪三振、ツインズ戦での好調続く」との見出しで紹介。これまでツインズ戦で5度登板しているが、いまだ自責点がゼロであるとした。対ツインズの通算成績は、5勝無敗、防御率0・00、20被安打、8四球、34奪三振という数字。また岩隈は最近2試合では、合計13イニングに登板し、1失点しかしてない事実を取り上げ、復調傾向にあるとしている。

 地元紙シアトル・タイムス電子版では、同じくツインズをカモとする岩隈を紹介。この日は7回に走者を二、三塁に背負うピンチを迎えながらも、最後の打者フルドをカウント3-2から三振に打ち取った場面を、最高の見せ場だったと評している。

 また、ツインズのガーデンハイアー監督の言葉を紹介。そこで監督は「岩隈は素晴らしい球を持っている。そんな素晴らしい投手と何度対戦しようが関係ない。彼が我々に対していい成績を残しているには理由がある。それは彼がいい球を持っているからだ」と脱帽している。

 同じく地元タコマ・ニュース・トリビューン紙電子版では、7回に1点リードを守り切った岩隈が小さく拳でグローブを叩いた姿を描写しながら、この日の好投を称えている。岩隈は105球を投げてストライクは72球。防御率はこれで3・07となった。

 岩隈の次回登板は12日(日本時間13日)同地区首位を走るアスレチックス戦。この日は岩隈のボブルヘッドデーなだけに、2戦連続で圧倒的なピッチングを披露したいところだ。