【朗報】遠藤保仁さんがときどきすごいイケメンになる瞬間をとらえる撮影法が、ついに確立された件。
ついに遠藤保仁さんの正しい撮影法が判明しました!

今もっとも注目を集める男たち、サッカー日本代表。4年に一度のワールドカップを控え、男たちへの注目度は日に日に高まるばかり。聞いたことないサッカー本が登場し、まるで関連性を感じない番組にサッカー選手が登場し、とにかくやたらめったら日本代表選手が露出する。大フィーバータイムが始まっています。

そんな中、もっとも難易度の高い素材と言えば遠藤保仁さんでしょう。

極端な話、内田篤人さんはいつどこでどんな写真を撮っても問題ありません。家のソファーで寝ているところを撮れば、そのまんまBRUTUSの表紙とかに使えるでしょう。道端で振り返ったところを撮れば、そのまんまananに。食事をしているところなら、そんまんまdancyuに。たまたまスーツを着ている日なら、そのまんまGOETHEに。商業用素材写真が歩いているみたいなレベルの完成度です。

その点、遠藤さんは難しい。ただただ月並みな素材だというのなら、苦労はしません。今野泰幸さんとかであれば2、3枚撮ればあとは何をどうしても大して変わらんでしょうから。遠藤さんの一番厄介な点は、ときどきすごいイケメンになる瞬間があるということ。複雑な条件が絡み合って偶発的に生まれるオーロラのように、ときどきすごいイケメンになる。それがわかっているだけに撮影者側もオーロラを待ってしまうのですが、狙って出せるものではない。そこが難義する理由でした。

しかし、お喜びください。高難度素材・遠藤保仁さんの正しい撮影法が、ついに発見されたのです。見つけ出したのは朝日新聞出版「AERA」編集部。日本最高レベルのダジャレを生み出すことで知られる同誌は、この高難度素材を徹底研究。どうすれば一瞬のオーロラを捕まえることができるのか、多くのメディアに示してくれたのです。その完璧な撮影術、ぜひとも世間に広めていかなくては。

各サッカーメディア関係者、ガンバ大阪関係者、日本代表関係者のみなさん、メモの準備をしてご覧ください。

ということで、遠藤保仁さんの正しい撮影法について、「AERA」2014年5月26日号からチェックしていきましょう。

◆結果として別人になっちゃってるかもしれませんが、ご了承ください!

まず、完成品を見る前に遠藤さんの基本形を把握しておきましょう。遠藤さんには、撮影を困難にさせるビジュアル要素がいくつかあります。身体全体で言うと、第一にかなりの猫背であること。そしてお腹まわりがアスリートにしてはゆったりしていること。この特徴は引きの視点で全身像を撮影するときには避けて通れません。

アップの映像ではさらに難易度が増します。遠藤さんは右目と左目の形と大きさがかなり違います。鼻筋が若干右側に寄っており、左右対称であれば何ということない撮影においてもバランス調整を求められます。また、唇の形が富士山のように上に尖っており、それ自体も決して簡単ではないのですが、唇を閉じづらいという状況が前歯のズレを露出させてしまうという傾向が見受けられます。そこに、本人自身は特に整える気がないヘアスタイルとヒゲが乗ってくる。撮影現場で「ヒゲ剃ってもいいですか?」「いや、このままでいいです」的な自由系融通の利かなさが出た場合、もはや撮影側には打つ手ナシという状態です。

つまり、遠藤さん撮影プロジェクトとは、大きな枠組みで言うと「ボールはどんな角度から撮影してもボールだが富士山は見る角度で表情を変える」的な話。どこからどう見るのがベストなのか。光を当てる角度は。そのあたりの正解を探す旅なのです。

↓何を考えるでもなく普通に撮影するとこんな感じになります!

銭湯でよく見かける近所のオジサンみたいな写真になってる…。

「アスリートは脱がせとけ」という安直な手法は通用しない高難度素材だな…。

↓アイテムを持たせるのもそれはそれで難しい!

香りを嗅いでる場面のはずが、綿棒で耳掃除をする場面に見えるな…。

胸ロゴのロートとリラックスした表情が、いい感じで耳掃除感を加速させる高難度素材だな…。

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この困難をプロフェッショナルカメラマンはさまざまなアプローチで克服してきました。猫背は撮影時の注意で。お腹まわりは衣装のコーディネートで。「遠藤さん!背筋伸ばしてください」を念押ししつつ、ゆったり目の普段着を着せていく。これはプロ撮影者なら造作もないことでしょう。

そして表情の撮影については、目の大きさを考慮して主に左側から写すこと。笑顔を撮る場合は引きのカットで歯並びをなるべく注目させず、アップが必要な場合は注意を入れて口元を一回ピッと引き締めてもらう。そうした工夫の跡を商品パッケージなどからは感じることができます。

↓引きのカットの王道と言える最新著書の表紙はこんな感じ!


ゆったりとした服装!

背筋を伸ばす!

左目をメインにとらえる角度で!

リラックス系の一冊として笑顔を載せるため、引きの全身像で!

↓アップのカットの王道と言える、最近表紙を飾った雑誌はこんな感じ!

口をピッと引き締める!

目をなるべく見開いてもらう!

光を左から当てて左半分を目立たせる!

ただ、バランス調整の結果、基本ムッとした感じになる弊害も!

↓いろいろ考えすぎちゃうと、どこ見てるんだかわからないカットを選んでしまう場合も!

こうして見ると、松井さんはナチュラルにイケメンだな…。

ローサも太鼓判だしな…。

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こうした基本形を踏まえてからの「AERA」。5月26日号は日本代表カラーを思わせるサムライブルーの背景と、サムライブルーの衣装。そこにピンクの題字でAERAと被せ、「もしやセレッソと混同したのでは疑惑」をフワッと漂わせる。中央には、巻頭特集「サッカー仕事論」のタイトルとともに、遠藤さんの凛々しい表情をもってきます。遠藤さんの凛々しい表情を…!

↓これが遠藤さんのオーロラを捕まえる、最新の撮影法です!

おおおおおおおおおおお…!

で…誰だ…これ…。

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AERAの発見した新たな手法、お気づきでしょうか。遠藤さん撮影において禁じ手である右目側からの撮影、ここにAERAはオーロラを見出したのです。右側から撮影しつつも、髪と光で巧みに右目を隠す。光が強く当たることで、右目は眩しさに目を細めるタイプのイケメンEYEに早変わり。もともと細いのではなく「細めている」のだという光の演出。劇的ビフォーアフターで古いドアをテーブルに再利用したときのように、遠藤さんの目に新たな魅力が見い出された瞬間です。

さらに身体全体を斜めにすることで、真正面からとらえるよりもシャープにする効果を出しつつ、身体の向きと反対に顔を向けさせることでナチュラルに猫背を打ち消す効果を出しています。同時に気づかされたのが、コチラ側から見たときに遠藤さんの鼻筋は真っ直ぐになるということ。左右へのブレがまったくなく、シュッと筋が通っています。口元も基本通りピッと引き締めさせていますが、顔を横に向けさせることで、引き締めにも自然な感じが出ています。

そして最大の発見が輪郭。人間の輪郭は大概の場合、どちらか一方が緩んでいます。それは主に食べ物を噛むときに「よく使う側」が緩んでくるのですが、遠藤さんの場合、それは左側なのです。正面の写真を見ると、左頬のほうが緩んででいますよね。AERAの写真が妙にシュッとして見えるのは、緩んでいない右頬側から撮影したことが要因でしょう。

AERAが編み出した「輪郭は右側を使い、目は左側を使う」という騙し絵みたいな撮影法。これぞ遠藤さんの顔面をイイトコ撮りする正しい撮影法だったのです。この撮影法の確立により、従来は一瞬しか観測できなかったオーロラを安定して写真にとらえることができそうです。各メディアのみなさん、ぜひAERAをご参照くださいね。

↓最後に上記内容とは特に関係のない話ですが、「今週のAEARの表紙、誰かに似てるなー」としばらく考えた結論についてご報告します!

IZAMさんじゃないかと思います!

異論は認めます!

この角度をヤット角度と名づけ、ガンバの広報さんが徹底させてください!