写真提供:マイナビニュース

写真拡大

いつの間にか、普通の職場でも使われるようになった「リスケ」というビジネス用語。金融業界などではよく使われていたようですが、今ではいろいろな職場で使われることがあるとか。実際のところ「リスケ」はどの程度、一般的に使われているのでしょうか? 調査してみました。

○Q.「リスケ」という言葉を使っていますか?

よく使っている 5.0%使っている 7.4%あまり使っていない 19.6%使っていない 68.0%

■使っている人の意見

よく使っている・「仕事を進めていく上で、どうしても予定通りいかないことが多々ある。そのとき、明らかに間に合わないときにリスケすると言う」(28歳男性/ソフトウェア/技術職)・「顧客都合や納期遅延などの理由で、スケジュールが変更になるとき」(27歳女性/情報・IT/技術職)・「スケジュールを組み直す時に、公私ともに利用します」(28歳女性/情報・IT/営業職)・「"reschedule"の意味で」(33歳男性/通信/事務系専門職)

使っている・「予定が合わずスケジュールを調整し直すときに、『では、リスケしましょう』と使います」(37歳女性/マスコミ・広告/クリエイティブ職)・「一度決めかけた日程を、振り出しに戻して再調整する時」(28歳女性/通信/事務系専門職)・「開発の進捗(しんちょく)が遅れたとき」(30歳男性/情報・IT/技術職)・「会議の都合が悪くなったときや、友人と会う日を改めるときにも使う」(30歳女性/機械・精密機器/事務系専門職)

■意味は?

今回の調査では全体の12.4%の方が職場で「リスケ」というビジネス用語を「使っている」、もしくは「よく使っている」と回答されていました。「リスケ」は「リ・スケジュール」の略語で、金融業界では返済計画の変更や、返済時期の繰り延べが必要な時に使われる言葉です。どちらかというと会社の財政状況が苦しい時によく使われる言葉なのですが、一般的な職場では「スケジュールの変更」や「納期の延長」など、スケジュール変更に関わること全般に使われていることが多いようです。この用語は経営者や金融業界に勤める方、または財務に携わる方の間では、割と深刻な時に使う言葉なので、使う時は使う相手をよく見て口にした方がいいかもしれません。

ちなみに今回の調査では「リスケ」というビジネス用語を、「リスク軽減」の略だと思っている方もいました。「リスケ」というビジネス用語は、一般的に普及してきたとはいえ、まだまだ「誰もが知っている言葉」、「誰にでも意味が通じる言葉」とは言えないようです。使う相手に注意しながら、または意味があっているかにも注意しながら、使うとよいかもしれませんね。

調査時期: 2013年12月11日〜2013年12月13日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性230名 女性270名調査方法: インターネットログイン式アンケート

(ファナティック)