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「弊社」という言葉はビジネス用語としても頻繁に利用されていますが、ほかにも似たような言葉があるためどうやって使い分けていいのかよくわからないという方も多いのではないでしょうか。そこで今回はマイナビニュース会員を対象にアンケートを実施し「弊社」という言葉をどのように利用しているのかを調査してみました。

○Q.「弊社」という言葉を使っていますか?

よく使っている 13.0%
使っている 19.0%
あまり使っていない 44.8%
使ったことがない 23.2%

■使っている人の意見

よく使っている
・「外部に自社を説明するとき」(26歳女性/食品・飲料/技術職)
・「お客さんに対して自分の会社のことを言う時」(27歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)
・「相手先企業にメールなどを送る場合、自社のことを弊社としている」(54歳男性/ 情報・IT/技術職)
・「電話や手紙で他社さんとやり取り時に自分の会社のことを」(29歳女性/金融・証券/ 秘書・アシスタント職)

使っている
・「お客さまとの打ち合わせ時や、メールでの対応時」(31歳女性/情報・IT/技術職)
・「お得意先に自分の会社を表す時」(45歳男性/食品・飲料/営業職)
・「外部業者の方に連絡するときは使うことがある」(31歳女性/アパレル・繊維/事務系専門職)
・「弊社の製品の特徴は〜というように、他社に自社製品を説明するときに使う」(31歳女性/金属・鉄鋼・化学/技術職)

■意味は?
「弊社(へいしゃ)」とは自社をあらわす謙譲語です。そのため社内の人間同士で使うことはなく、基本的に取引先やお客さまなど外部の人との会話やメール、外部宛ての文書に自社をへりくだって言う場合に利用します。同じ意味を持つ言葉としては「小社」がありますが、こちらは小さな会社という意味も持っているため、近年のビジネスシーンでは「弊社」を使うケースが多いようです。また似たような表現として「当社」があり「この会社」という意味を持ちます。謙譲語ではないため、自分たちの会社を自分たちの会話の中であげるミーティング内などで使われますが、強気なマーケティング時などは外部に自社を説明する場合でも「当社」を使うことがあり、業種によっても使用頻度が異なるようです。

今回の調査結果で「弊社」を使っていると答えたのは32.0%でした。職種によっては外部の人に自社の説明をする機会も増えますので「当社」とうまく使い分けることでより説得力のある会話ができることでしょう。もし今までうまく使い分けができていなかったという方は、これを機会に正しく利用できるように心がけてみてはいかがでしょうか。

調査時期: 2013年11月11日〜2013年11月13日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性222名 女性278名
調査方法: インターネットログイン式アンケート

(ファナティック)