「オーガニック」のラベルがあるだけで「おいしい!」と感じる 大学調査
料理があまり得意ではないのにおもてなししなければいけない?そういう時はゲストに料理はすべてオーガニック素材ですと伝えるべし。それだけであなたの料理の腕前への評価が上がるはずです。
と言うのも、スウェーデンで行われたある実験によると、人は「オーガニック」というラベルが付いているだけで、おいしく感じるということが報告されているのです。
実験では、被験者たちに同一のコーヒーを2杯用意。そのうち1杯はオーガニックコーヒーだと伝え、どちらがおいしいかテースティングしてもらいました。
結果はと言えば、誰もがおいしいと答えたのはオーガニックのコーヒ。つまり、“オーガニック”というラベルから連想させるイメージが味覚までを操作する効果があるのです。
最近では、「フェアトレード」や「オーガニック」など社会、または環境責任と結びつくラベルをつけることで私たちの良心に訴える商品がますます増えてきていると、この調査を行ったガブレ大学の研究者であるパトリック・ソルクヴィスト氏。
さらに、「コーヒのような農作物商品だと、消費者は農薬の使用など味に影響を及ぼすような生産方法を簡単に想像することができる」とそのオーガニックの心理効果について説明しています。
他の調査では、私たちはオーガニックフードと聞くと、健康に良い、カロリーが少ないと思う傾向が強いことも分かっています。しかし、2009年の英国食品基準庁(Food Standards Agency)による有名な調査では、オーガニックフードも普通の食品とその栄養素や健康度に差はないと報告されています。
参考:Food tastes better if we think it’s organic: Study shows virtuous labels influence tastebuds
http://www.dailymail.co.uk/health/article-2518442/Food-tastes-better-think-organic-Study-shows-virtuous-labels-influence-tastebuds.html#ixzz2mbShFhjX