MEG、カロリナグレイサーのデザイナー兼プロデューサーを退任

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 アーティストやデザイナーとして活動するMEGが11月5日、ビギと展開するアパレルブランド「CAROLINA GLASER(カロリナグレイサー)」のデザイナー兼プロデューサーを辞任すると自身のブログで発表した。MEGが約9年前に原宿のマンションの1室からスタートさせたという同ブランドだが、「今後の展開や方向性に相違があり、軸となる一番大切な部分で、目的を共有するのが難しい」という理由から退任を判断したという。2013年発売の商品が、MEGが携わる最後のコレクションとなる。ブランドは今後も継続を予定。

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 MEGは自身のブログの中で「カロリナグレイサーに関するお知らせ。」と題したタイトルのもと、「わからないなりに続けるにつれ、少しずつメンバーやお店も増え、色々なかたちに変化しつつ 自分とともに成長してきた、大変思い入れの強いブランドなのですが、この度、約2年間の株式会社ビギとのパートナーシップ契約を解除し、離れることを決めました」と退任を発表。話し合いは夏から複数回行われてきたが、「私自身がクリエイティブに正直に、お客様の気持ちを裏切らないモノ作りをしていきたいという部分を忘れたくないので、これ以上共にカロリナを作っていくことは、誠意が足りないことではないかと感じた」ため、今回の判断を下したという。

 「CAROLINA GLASER」は現在、代官山とラフォーレ原宿、新宿ミロードに直営店舗を展開。2013年春夏シーズンからは、より長期的にブランドを成長させていくことを視野にブランドイメージの刷新を図っており、それまで多くみられた淡く柔らかな色合いのガーリーなアイテムから、エッジを効かせた時代感に沿う方向性へと転換している。

 MEGはファッションシーンで多岐に渡って活躍し、「FRAPBOIS(フラボア)」や、「apart by lowrys(アパートバイローリーズ)」、「Heather(ヘザー)」などのブランドとコレボレーションしたほか、2012年にはコスメティックブランドの「baw(バウ)」、2013年には授乳服のブランド「BAW」をスタート。音楽面では、2007年に発表した「OK」のポスターが原宿で大量に盗まれたことが話題になった。


■MEGオフィシャルサイト
 http://megweb.jp/