「無添加、食べるスープ」をコンセプト駅ビルなどでお店を出すSoup Stock Tokyoが新しいファミリーレストランとして展開しているのが「100本のスプーン by Soup Stock Tokyo」です。10月3日から横浜のあざみ野ガーデンズに2号店がオープンしたので、1号店である神戸三田プレミアム・アウトレット内の100本のスプーンに行って一体どんな料理を食べることができるのか確かめてきました。

100本のスプーン by Soup Stock Tokyo
http://100spoons.soup-stock-tokyo.com/

神戸三田プレミアム・アウトレットに到着。


「100本のスプーン by Soup Stock Tokyo」の店舗を発見しました。


お店に入ってみると、内装はナチュラルなテイスト。忙しい都会の生活者に向けて手軽だけどおいしい食事を楽しめる場所を提供しよう、というコンセプトで作られたSoup Stock Tokyoが「誰かと一緒に食べる食卓も増やしていきたい」として作ったファミリーレストランなので、4人席も多めです。


テーブルやイスもシンプルながらオシャレな感じ。


メニューはバインダー型になっていました。


まず注文したのは海老と帆立のオマールライス。単品で注文すると税込1280円で、サラダ+スープセットで1680円となっています。


こちらがグリルした海老2匹と帆立をのせたソース。


有頭海老がドーンとのっています。


好みでレモンを絞って……


まずはソースだけで一口。ソースはオマール海老のみその風味が非常に濃厚ですが、クセは少なく、塩気も抑えめなので食べやすくなっています。余計な添加物が使われてないため、口当たりはまろやかで後にひく感じもなく、海老みその味が好きな人にとってはたまらない一品。


海老も帆立もグリルしてあり、炭の香ばしさが食欲をそそります。


セットになっているバターライスにソースをかけていただきます。


海老はぷりっぷり。


ほんのりバター味になったライスとの相性は抜群です。


セットになっていたかぼちゃのスープ。


かぼちゃのスープはこってりしたものが多いのですが、こちらはしっかりかぼちゃの甘さやまろやかさがありつつもアッサリした仕上がり。オマールソースライスと一緒に食べてもくどく感じることはありませんでした。


2品目は東京ビーフシチュー。単品で注文すると税込1480円です。


巨大な牛ばら肉が入っており、食べ応えがありそう。


圧力鍋で煮込んであるため、お肉はとろとろ。


グリル野菜もたっぷり入っています。玉ねぎは半個がまるごと。


キャベツのグリル。


ビーフシチューの仲にはマッシュドポテトも入っているので、たっぷり野菜や大きなお肉と合わせて頂きます。野菜などが溶け込んでいるのでデミグラスソースは少しドロッとしており、野菜の甘さや肉の旨みなどがぎゅっと詰まっています。しかしバターや生クリームなどこってり感を出すものがあまり使われておらず、こちらも旨みがありながらアッサリした仕上がり。


こちらもセットメニューでバゲットとサラダのセット(税込360円)をつけてみました。


バゲットにつけて食べると、溶けて柔らかくなったお肉の脂がバゲットにからんでバゲットを運ぶ手が止まりません。


3品目は牛粗挽きと野菜のきのこソースハンバーグ(税込1180円)。


ハンバーグは今まで感じたことのない柔らかさで、フォークを使って肉を割る感触は「ふわっ」


これはお肉と一緒に野菜を使ってハンバーグが作られているため。細かくしたセロリや玉ねぎをタップリ練り込んでいるので、かつてないほどふわっとしたハンバーグが完成しているとのこと。ソースは少し酸味と甘みがあり、肉をガッツリ食べたい男性はもちろんのこと、女性好きもしそうな味でした。


ハンバーグなのですが、柔らかくなったお肉の塊も入っていました。


こちらもサイドメニューでサラダ(税込280円)とスープ(税込280円)を注文。


スープは8種の野菜と鶏肉のスープです。


鶏肉やトマトの他しゃきしゃきしたレタスも入っており、歯ごたえのあるスープで、サラダのような感覚で食べられます。少しスパイスの独特の香りがあるので、エスニックな料理が好きな人にもオススメ。


料理メニューの他にドリンクメニューも充実していました。


デザートもちょっと変わったメニューがあったので、注文してみることにします。


まずは至福のコーンプリン。


一見普通のブリュレに見えますが、メニューには「ちょっと出会ったことのない驚きのコーンプリン」とあったので、どきどき。


表面にはパリパリのカラメルがあり、スプーンで割って……


一口食べると、まず感じたのは塩気。かりかりのカラメルは砂糖と一緒に塩を混ぜてバーナーであぶっており、塩キャラメルのような味になっているのでした。そしてプリンは確かにコーンの甘さで、カラメルの塩気によってコーンが引き立てられるという構造。メニューにある通りこれまでに食べたことがないデザートですが、食べやすくさっぱりしているのでペロリと平らげてしまいました。


さつま芋とレンズ豆餡のサンデー(税込400円)も注文。


ショウガと黒酢のソースをかけていただきます。


黒蜜のような見た目なので何も知らずに食べると酸味にビックリしてしまいますが、ソースを掛けることで一気にサンデーが和の味&サッパリ風味に。


ソフトクリームはミルクのコクがあり、レンズ豆の餡も上品な甘さなので、コーヒーがなくともサンデー1個を食べきれるようになっていました。


なお、2人席もあるので1人で入っても心ゆくまでおいしい料理を楽しめるようになっています。


レジの横には冷凍のスープやカレーが販売されており、おうちでもお店の味を楽しめるようになっていました。


ハンバーグやシチューはファミリレスで食べると味が濃すぎたり脂っぽすぎることがありますが、いずれのメニューも素材の味をしっかり出すアッサリした仕上がりなので、女性や子どもでもおいしく食べられるようになっていました。その分しっかりした味付けの好きな人や食べ盛りの男性にとっては少し物足りなく感じることもありそうですが、科学調味量に頼らず時間と手間をかけて食材のおいしさを引き出しているので、家庭ではなかなか食べられないクオリティーの料理になっており、ちょっと贅沢したい日の食卓としてぴったりです。

営業時間は午前11時から午後9時まで。神戸三田・横浜に続いて12月20日(金)には千葉県にも出店される予定となっています。