JR東日本が事故防止のために、エスカレーターでの歩行禁止を呼び掛けている。

エスカレーターに乗るときには、急いでいる人のために“片側を開けておくこと”がマナーとして浸透しているが、追い越すときに荷物がぶつかり、利用客が転倒するなどの事故が相次いでいるという。エスカレーターで発生する事故は年間約250件ほどだが、これを受けて歩行禁止が呼びかけられはじめた。
「図表入りの記事はこちら」
エスカレーターは急ぐ人のために片側を開けておく……。都内の駅エスカレーターではふつうに見られる光景だが、実は問題視している人の数は決して少なくないようだ。
・急いでいるなら階段を使えばいいと思うんだけど
・荷物が大きくて幅を取っていたら、後ろの人が追い抜く際に舌打ちしていった
・駆け上がっていく人の荷物がぶつかって痛かった。エスカレーター以前の問題だよ
・歩くスペースを作るためにエスカレーター下が渋滞している時がある。ほんと無駄
もちろん、エスカレーターに乗っている最中にも歩行して登るという人たちもいる。日常の光景を思えば、それも当たり前のことだろう。
・あれは動く階段でしょう。ぶつかることなんてないし、私は歩く派ですね
・片側を空けるのは暗黙のルール。そのほうがトラブルが少ないから成立しているわけ
エスカレーターしかない駅もある。すごく急いでいる時もある。それがわからんのか?
そんな意見はあるものの旗色は悪い。

なにしろ、エスカレーターはそもそも“歩行禁止”を前提として作られているからだ。
・あの段差を見たらわかるでしょう。エスカレーターは歩くようにつくられいませんよ
エスカレーターを歩いて登るのは日本人だけ。外国では見られない光景ですよ
“歩行禁止”は、エスカレーターの本来の使い方をしよう、という呼びかけだと言うことだ。

それを受けてこんな声も。
・もう、真ん中に堂々と立っていることにするwww
エスカレーターの右側で立ち止まっていても文句言われる筋合いはありません
ただ、いままでの流れもあるため、片側を急に通らせないようにしても、押し問答などのトラブルの発生が予想される。

事故やトラブルを最小限にとどめるために。JR東日本の啓蒙は、広く浸透していくだろうか?

(イノウエアキオ)



■その話題、ネゴトで話さない?
新幹線について語ろう!

■「新幹線」を語るブログたち
新幹線ブログランキング

■関連記事
脱法ハウスって、危険なの?