「弔問に駆け付けたヨンジュンは、大きなショックを受けたのでしょう。終始、沈鬱な表情でした……。監督とは、ちょうど親子ほど歳が離れていましたから、実の父親のように慕っていたようです」
韓国の俳優、ソン・ミンヒョンさん(59、ソン・キィヒョンから改名)は、こう本誌に明かす。

ぺ・ヨンジュン(40)主演の『太王四神記』など、数多くのヒットドラマを手掛けた韓国のキム・ジョンハク監督(享年61)が7月23日、ソウル市郊外で練炭自殺を図り、亡くなった。
「キム監督は、遺作となった『シンイ−信義−』では、ギャラの未払い問題で訴えられていました。ほかにも数々の裁判沙汰を抱えていて、精神的に追い詰められたのではないかと見られています」(関係者)

23日の夜、ソウル市の病院内に設けられた焼香所には、多くの韓流スターとともに、ヨン様の姿があった。

「彼は、ヘルニアで腰を痛めていて、コルセットを巻いたままで参列していました。ですから、ずっと立っていられる状態ではなかったはずなのです。私が心配して『無理せずに、休みなさい』と言っても、ヨンジュンは『お父さん(アボニム)が亡くなられたのに、どうして僕が休めるのですか』と、7時間もの間、直立不動でした。 彼にとっては、息子が父を弔う心境だったんでしょう……」(前出・ミンヒョンさん)

ヨン様はまるで遺族のように、弔問客の1人1人に丁寧にお辞儀をしていたという。