雨の中でも大盛況! 『雪国列車』搭乗フェスティバル開催

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【15日=KEJ椎名沙織】8月1日に韓国にて世界最速公開を控えているポン・ジュノ監督新作映画『雪国列車』が、先週金曜日(12日)激しく降り注ぐ雨にも負けずファンとの搭乗フェスティバルを盛況裡に開催した。

上岩(サンアム)ワールドカップ競技場にて行われた今回のイベント。開始前から“搭乗客”と呼ばれるファンたちが傘を持って長蛇の列を作り、映画に対する熱い関心を示してフェスティバルのムードに熱気を加えた。ファンたちは<インフォメーション・セクション><チケット・セクション><スタイル・セクション><プロテインブロック・セクション><ウォーター供給セクション><エンジン・セクション>に分けられたブースで雪国列車のパスポートと搭乗券を活用して自由にフェスティバルを楽しんだ。

ブース体験に続いて進行された大規模な○×クイズでは、全搭乗客が傘をたたんでレインコートを着用。激しく降り注ぐ梅雨の雨の中でも祭りを楽しんだ。盛り上がったクイズ大会の後にはポン・ジュノ監督と女優コ・アソンがステージにサプライズ登場して会場を一気にヒートアップさせた。

イベントの最後はポン・ジュノ監督のこれまでの作品が一度に楽しめる上映会。上映前にはポン・ジュノ監督とコ・アソンが再びステージに登場し、ポン・ジュノ監督は「本来なら雨ではなく、雪が降ってほしいところですが……ほんの少し外に出ただけでも服が濡れてしまったのに、皆さんはその中で座っておられたなんて苦労が多かったと思います。気持ちとしては今すぐにでも『雪国列車』をお見せしたい」とファンに申し訳なさそうに感謝を伝えた。

コ・アソンは「『グエムル-漢江の怪物-』(06)での私をご覧になると、歳月の流れを沢山感じられると思います(笑)。雨の中、最後まで席を立たずにいてくださる皆さんの姿に感動しました。上映会を楽しんでいただき、来月公開の『雪国列車』も沢山期待して下さい」と伝えた。

新氷河期、人類最後の生存地域である列車の中で抑圧に苦しむ後方車両の人たちの止めることのできない反乱を強烈なドラマと息の詰まるようにアクションで描き出した映画『雪国列車』は8月1日韓国にて世界最速公開予定。(写真提供=モホフィルム、オフィスピクチャーズ、CJ ENTERTAINMENT)