「悪酔いしない方法」を飲酒のエキスパートに聞いてみた!
いよいよビアガーデンが本格オープンする季節。お酒を飲む機会も増えそうですが、「次の日も仕事......」という日は、できれば悪酔いしたくないもの。そこで今回は、「悪酔いしない方法」など、お酒に関するお役立ち情報についてリサーチしました。
【お酒の適正量を知ろう!】
まず、「お酒の適正量」について、その道のエキスパートに質問! 先日開催された、味の素によるセミナー「飲酒時の悪酔いや二日酔いの回避に役立つアミノ酸素材(『アラニン・グルタミン混合物』)」に出席した、国立病院機構・久里浜医療センター・真栄里仁医師(アルコールに関連する社会問題などが専門)は、「医学的に言うと、お酒の適正量は、ビールだと中ビン1本に相当する500ml程度だと言われています」とアドバイス。
ただし、女性や顔が赤くなりやすい人、すなわち生まれつきお酒に弱い人はこれより少ない量が良いそうで、「諸外国のガイドラインなどを見ますと、だいたい女性のアルコールの適正量というのは、男性の半分から2/3になっています。女性ホルモンが関係しているのでは、とも言われていますが、少なくとも女性の体はアルコールに弱いということが言えますね。妊娠中には絶対飲まないでください」と注意点を挙げました。
【アルコール分解に役立つ食品って?】
お酒を飲むと、アルコール分解に役立つ体内のアミノ酸「アラニン」「グルタミン」が激減します。なので、それらを多く含む食品を、飲酒前・飲酒時に食べることを指南。「しじみなどの貝類、チーズ、ナッツ類などの食品がオススメです」とのこと。
【水分は多めに摂取!】
また、飲酒に関する実態調査などを実施する高橋酒造は、「飲酒時に大量の水を飲むことがポイントになります」とコメント。アルコールは肝臓で分解されますが、その過程で大量の水が必要になるそうで、「飲んだアルコール量と同じか、それ以上の水分を摂るようにしましょう」と教えてくれました。ちなみに、焼酎やウイスキーは水で割って飲むことができるのでオススメなのだそう。また、水で割らない日本酒やワインを飲む際も、チェイサーを同時に頼むようにして、飲み過ぎたと思ったら寝る前にも水を大量に摂ることが効果的だとアドバイスしてくれました。
酔い過ぎて、翌日の仕事を休んだり遅刻したり......なんてことにならないように、今後は適正量を考えながら、おつまみや水分摂取などに気を配ってみてはいかがでしょうか?
文●平井ライラ(エフスタイル)
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