お笑い、司会、映画監督と多彩な才能を見せつけている北野武さん(66)と松本人志さん(49)。この2人は「天才」としてどちらが上なのか、そんなアンケートが行われた。

結果は北野さんが松本さんに圧勝した。ネットでは、2人は天才ではあるが、お笑いコンビ「品川庄司」のボケ担当、品川祐さん(40)の方がより優れているとして「品川も加えた3人のアンケートをするべきだ!」などといった声も一部で上がっている。

「北野」が51%で、「松本」11.4%を大きく上回った。

「ビートたけしと松本人志、より『天才』という言葉が似合うのはどちらだと思いますか?」―――こんなアンケートを行ったのがリサーチ会社の「リサーチパネル」。集計したのは2013年2月11日で、34106件の回答があった。結果は北野さんが51%で、松本さんの11.4%を大きく上回った。残りの31.7%は「どちらにも似合わない」だった。2人のいずれかを選んだ理由として、アンケートのコメント欄には、

「北野は第54回ヴェネツィア国際映画祭で日本作品として40年ぶりとなる金獅子賞を受賞した。これは天才だ」
「お笑いの質は断然、松本人志のほうが上。映画はどちらのも好きではない」
「たけしは天才が不良を演じている。松本は不良が天才を演じている。そんな感じ」

などといったことが書き込まれている。

このアンケート結果はネットの掲示板やツイッター、ブログでも大きな話題になり、大差で敗れた松本さんのファンは納得がいかない様子だった。ただ、「2ちゃんねる」ではこんな流れも出始めた。それは、

「芸人で天才っていったら品川だけじゃね」

というもの。

「品川」というのは笑いコンビ「品川庄司」の品川祐さんのこと。初めはこの書き込み、品川さん本人が成りすましで「2ちゃんねる」に書き込んだものではないか、などと取り沙汰されたが、「俺も何気に品川は天才だと思う」と賛同の声が上がった。

「品川さんを加えてもう一回アンケートをやり直せよ!」

品川さんといえば、「南海キャンディーズ」の 山里亮太 さんをイジメたのではないか、などとしてネットで大バッシングに発展したことが記憶に新しいが、実は品川さん、お笑いのほかに俳優や、小説の出版、映画の脚本や監督もしている。映画作品はこれまで、自身の小説を映画化した「ドロップ」、脚本も担当した「漫才ギャング」などがあり、特に松本さんが監督した作品とどちらが上か、などといった議論が繰り返されてきた。

「2ちゃんねる」には、

「北野も松本もどちらも凄いが、そろそろ品川に世代交代じゃね?」
「とっくに品川さんが松本を抜いてるじゃん 。今はビートさんを追いかけてる所」
「品川さん 名俳優 名監督 天才 奇跡 後継者 才能 天性 ナンバーワン」
「品川さんを加えてもう一回アンケートをやり直せよ!」

などといった書き込みが出ている。

品川さんは現在、俳優の藤原竜也さん(30)を主演に迎えた新作映画「サンブンノイチ10+ 件」の制作に入っていて、13年3月中にクランクアップ、14年公開を予定している。過去の2作品もヒットして監督としての才能が認められたが、今回は藤原さんのほかにアイドルグループ「KAT-TUN」の田中聖さんや、歌手の中島美嘉さんなど豪華なキャスティングを揃え、監督として花開くかどうか、その勝負がかかった作品になりそうだ。