中国メディア・中国網は2日、中国問題に詳しいドイツ人専門家が、尖閣諸島問題における日本政府の立場を「誤っている」と批判したことを伝えた。

 記事は、中国やアジアの歴史について深く研究しているドイツ人のロルフ・ベルトールド氏が中国メディアの取材を受けた際、中国政府の発表した尖閣諸島関連の白書に記された中国政府の立場は「道理にかなっている」と発言する一方で、日本のやり方は事実からかい離した誤ったものだと指摘したと紹介した。

 ベルトールド氏はさらに、歴史を無視して国際公約を破るような日本政府の行動は「日本の国際的地位は損ない、信頼度を落とすだけだ」と語った。

 ベルトールド氏は1938年生まれ。旧東ドイツの外務省出身で、1980年代に同国大使として中国に駐在した経験を持つなど、同国において中国、ベトナムなどアジア地域外交の第一人者として活動した。(編集担当:柳川俊之)