小栗旬と岡田将生が主演する大ヒット中の映画『宇宙兄弟』(森義隆監督)。
原作は、小山宙哉の同名コミック(講談社週刊モーニング連載)で、現在17巻まで発行された単行本の累計発行部数は800万部を突破という人気ぶり。
ブロガーの中にも、映画を観る前にとりあえず1巻・・・と手に取ってハマリ、17巻まで大人買いしちゃった人が何人も・・・。

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宇宙が大好きな兄弟、六太(ムッタ)と日々人(ヒビト)が、宇宙飛行士になるという少年時代からの夢を追いかけていく姿を描いた作品。

実写化として約2時間にまとめられた本作は、原作愛読者からは、端折られた部分が残念で物足りなさを感じるという声は少なくないが、全般的には、一つの映画作品として高い評価を得ていそうだ。

・家族愛、兄弟愛、友情、夢、希望、いろんなものを感じて心があったかくなった
・笑いあり、涙あり。ジンとさせられ、とてもヨイ!映画でした
・映画「宇宙兄弟」観てきました。元気でますよ!!
など、見終えた時、満たされた気持ちになれたという人が目立つ。自分も頑張ろうと前向きになれる心地よさが残るようだ。

それから、ブロガーの感想を読んでいると、夢に立ち向かう感動ストーリーに箔を付けた一つに、兄・ムッタ役の小栗旬の演技がありそうだ。

ムッタは少しボケ系の三の線キャラで、ヘアスタイルがモジャモジャのアフロ風。ということで、原作ファンの間では、ムッタ=大泉洋しかいないと言われ、映画の公開前には、キャスティングに抵抗を示す書き込みも見られていた。

が、
・ゼッタイ大泉洋って思ったけど、小栗君良かったです。やっぱりこの人はうまいのか?
・ムッタ役の小栗旬が意外や意外、良かったです!弟思いのダメ兄っぷりが見事でした!
・手に取るようにムッタの気持ちが伝わってきた。小栗くん、素晴らしいなあと思いました
等々、べたぼめコメントがたくさん。

小栗旬の役者としての評価もアップしている気がする。それから、もう一つ、作品の価値を確かにしていると思われるのが、リアルさをも追求した大スケールな数々のシーン。

例えばNASAでの撮影を実現したり、史上初の月着陸をしたアポロ11号のクルー、エドウィン・オルドリンが本人役として出演するなど、徹したこだわりっぷりは、みんなが見逃すはずはなく、
・JAXAやNASAが全面的に協力してる点が素晴らしい!
・月のシーンなど見事に宇宙を感じさせてくれました
・ロケット打ち上げのシーンはVFXやCGだと思うけど、僕にはもう見分けがつきません
など、臨場感や迫力をたっぷり味わいながら、宇宙や宇宙飛行士の世界に引き込まれていた様子で、本格的な宇宙系映画としても好評だ。

で、
・宇宙飛行士や試験のことが興味深くて、JAXAに行ってみたくなりました
・弟は「宇宙兄弟」の影響で、つくばのJAXAに行きたいと言う
・宇宙に興味わいたのでプラネタリウムもめっちゃ行きたいお!!
と、宇宙への興味が広がっている人も少なくない。

「はやぶさ」や「金環日食」に触発されてプチ宇宙ブームが来ちゃっている人も、そうじゃない人も、「宇宙兄弟」で宇宙を身近に感じてみてはいかがでしょうか?

(高宮真琴)

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