――初回盤のDVDには2008年10月のワンマンライブの映像が入っていますが、4年ぶりのワンマンライブを終えて、どんな感想ですか?

星村:もうステージに立つ直前までは、ものすごく怖いという不安ばかりが大きくて、逃げ出したい感じだったんですけど(笑)。でも本当に、出てしまったら、あんまり記憶が無いんですけども。

――結構、テンション高かったですよね。

星村:はい、何かがプチッと(笑)。

――ライブ中にも冷静にやっていたというよりは、後になってから思い出すような。

星村:そうです。その後に映像は観てるので、「あぁー、そうだったっけ?」みたいに思いました。しゃべったこととかもあまり覚えてなかったり、あの時はかなりテンションが上がってましたね(笑)。

――ジャケットでは星の形を作っていますが、何かこういう感じにしたいと意見を出されたんですか?

星村:そうですね、実はジャケットに自分が登場しないのは初めてなんですけど、ずっと前からやってみたいとは思っていて。BESTって、何か特別な感じがするじゃないですか。だから「今かな?」みたいなことで(笑)。アレはピアノを崩して、中のハンマーとか鍵盤で星を作ってもらったんですけど、やっぱり星村はピアノから作られている的なことを表現したかった。みたいな所はあります(笑)。

――自分にとってのラッキーアイテムとか、げんを担いでいることはありますか?

星村:やっぱり星モノですね、つまんなくてすいません(笑)。

――身の回りにも多いですか?

星村:多いですね。特にアクセサリーは星を見付けると、ピアスでも何でも買ってますね。

――リアルな天体に興味は?

星村:あぁ、「なんとか流星群」みたいな時はちょっとテンション上がりますけど。

――結構、懐かしい感じですね…。

星村:そうですね(笑)。やっぱり東京に来てから、あまり星が見えないので忘れてましたね。実家が島根なので、その時は近所の公園みたいな所に座って観てると、結構流れてきたりもしたんですけど。

――島根の風景だったりを見て書いていた頃の詞と、東京に住まれてから書いてる詞とでは変化がありましたか?

星村:デビュー当時の作品が島根寄りなんですけど、やっぱり東京に来て学んだこともものすごくあるので。もちろん人間関係も含めて、色んなことで成長はしているハズ!と(笑)。

――成長したと感じる部分や、逆にまだまだだなと感じるのはどんなことですか?

星村:いや、それはいっぱい。「具体的にこれ」って言うのはなかなか難しいんですけど。変わった部分で言うと、歌詞とかも今までだったら「こんな所までは書けない」という何かバリアみたいな、「書きたいけど、恥ずかしい」部分とかも、今はもうほとんどそういう気持ちは無くなりましたね。

――BESTってある意味一区切りだと思うんですけど、今後やっていきたいと考えていることはありますか?

星村:やっぱりもう何を取っても、一番好きなのは曲を書くことなので。それをすごく自分らしく、いいペースでやっていきたいなと。それがこれからもずっと目標じゃないかなと思いますね。まだまだですけど、セルフプロデュースも。弦とかもちょっとやってみたりしたので、これから他の楽器とかももちろん、色々アレンジの部分とかももっと勉強して、もうちょっと入れるようになりたいなと思いましたね。

――14枚のシングル・タイトル曲もいいんですけど、星村さんのシングルには2曲目に名曲が隠れている印象を受けていて、カップリングベストも出して欲しいですね。

星村:あぁ、そう言ってもらえると嬉しいです。

――PIANO BESTのアコースティックなアレンジでのライブとか。

星村:うん、大人な感じで。

――この後「PIANO&BEST」発売スペシャルイベントが控えていますが、その他にもイベントなどに出演されていく感じですか?

星村:そうですね。イベントは今もチョコチョコお話を頂いているので。

――次のワンマンが4年後にならないことを心から祈ってます。

星村:そうですよね、はい!(笑)。

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