国民栄誉賞の表彰式を終え、記者の質問に答える高木美帆さん(4日)=米山要撮影

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 スピードスケート界を引っ張り、2022年北京五輪では日本選手団の主将を務めた高木美帆さん(32)が4日、首相官邸で行われた国民栄誉賞の表彰式に臨んだ。

 高木さんが獲得した金2個、銀4個、銅4個の五輪メダル計10個は日本勢で冬季では最多、夏冬を通じても女子では最多。ワールドカップの個人種目で日本勢最多の38勝を挙げ、女子1500メートルの世界記録を今も保持するなど、数々の功績が評価された。

 表彰式の後、報道陣の取材に応じた高木さんの主な一問一答は以下の通り。

 ――受賞の感想は。

 「純粋にスケートを速く滑りたい、世界で戦いたいという思いでやってきた。それだけでもスピードスケート人生はすごく幸せだったと思っている。その過程を、こういう形で評価していただけたのは素直にうれしく思う」

 ――最も思い入れのあるメダルは。

 「難しい。(2022年)北京の1000メートル(の金メダル)なのかな。コロナという制限がある中で、競技をやる以上に大変なことも多かった。(北京大会の)最後のレースで、心身ともにギリギリのところにいたのを今でも鮮明に覚えている。いろんな思いが強く残っているメダル」

 ――記念品に包丁10本セットを選んだ理由は。

 「引退して実家で親と過ごす時間が増えたので、一緒に料理する時間も作れたらいいなという思いと、あとは母親の作る料理が好きなので、一緒に使えたらいいなと思って、包丁セットにさせていただいた。包丁は初心者なので、これを機に、もう少し料理のバリエーションを増やせたら」

 ――今後は。

 「どこまで競技スポーツに関わるかは未知数のところがある。一般的な、引退したアスリートの在り方に型をはめるのではなく、いろんな可能性を探っていきながら、先入観を捨てて進んでいきたい」