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 ◇パ・リーグ ソフトバンク22―2オリックス(2026年7月22日 みずほPayPay

 ソフトバンクは22日のオリックス戦で栗原陵矢内野手(30)が“サイクル超え”の活躍で2005年の球団買収後最多タイ22得点の圧勝劇の主役だ。初回に決勝打となる左越え二塁打を放つと、2回には近藤健介外野手(32)と2者連発で今季7度目アベック弾。4打数4安打で三塁打が出ればサイクル安打達成だった6回には、2発目の29号ソロで自身初1試合5安打、5打点と大暴れだった。

 どよめきとともに打球が舞い上がった。栗原が6回に“サイクル超え”となる中越え29号ソロを放ち30号の大台に王手をかけた。

 「いい1日になって良かったです」

 3回の時点で二塁打、本塁打、単打と猛打賞を完成し、サイクル安打にリーチ。快挙はならなかったが、2本塁打を含むプロ初の5安打に5打点の固め打ちだ。打点王争いをする近藤が4打数4安打4打点ながら大量リードの展開で途中交代となった中、5打席目のこの一発で1差に迫る73打点目を挙げた。

 近藤が打てば栗原も打つ。ハイレベルな打点王争いが大量点の原動力だった。まずは初回だ。近藤が無死一、二塁で同点に追いつく右前適時打を放つと、なお無死一、三塁から4番の栗原は左翼フェンス最上部に当てるあとわずかで本塁打の適時二塁打で続いた。

 「チャンスだったのでいつもの引っ張りの意識ではなく、ゴロを打たないように打席に入り、その力感であれだけ飛んだ。あとの打席もそのイメージでいきました」。2回には近藤と今季7度目アベック弾だ。球界最高峰の打撃技術を誇る背番号3の右翼席への21号2ランを目の当たりにし、負けじと左中間ホームランテラス席に1打席目の“打ち直し”となる28号ソロを運んだ。

 3回にも1死一、三塁から右前適時打。4回には再び近藤と2者連続タイムリーを放った。球宴前に複数打者が70打点を超えるのは、ダイエー時代の01年に小久保裕紀(83打点)と松中信彦(76打点)が到達して以来25年ぶりだ。

 2人で上がったお立ち台では、近藤からの「後ろを打つ栗原が(打点を)意識しているみたいで。みなさん温かく見守ってください」という“ジャブ”に対してアンサー。「初回のヒットで近藤さんもホームに還れたと思う。意識しているのかなと思います。めちゃめちゃ意識して頑張ります」と口にし笑みを浮かべた。

 2人の競い合いが、16年5月24日のオリックス戦以来、05年以降のソフトバンクでは最多タイの22得点を生んだ。26安打は03年8月1日のオリックス戦(31安打)以来。「今日、福井からお母ちゃん来ているけど、いい姿を見せられてよかった」。栗原にとっては本当にいい日となった。 (木下 大一)

 ▼ソフトバンク王貞治球団会長(29本塁打、73打点の栗原に)ホームランも40本までね。レフトでもセンターでも、どこでも入る。夏場に入って飛距離が伸びてるからいいよ。