たむらけんじ

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 お笑い芸人の「たむけん」こと、たむらけんじが、移住先の米ロサンゼルスから日本への“無期限帰国”を明らかにした。

 11月9日に公開された元「雨上がり決死隊」宮迫博之のYouTubeチャンネルで発表されたもので、自らが手がける焼き肉店「炭火焼肉たむら」の経営悪化を受け、立て直しの必要に迫られたためという。

 たむらは、11月10日の自身のXでは《不本意な帰国理由ですが、僕がやらなければならない事なので、踏ん張ります》ともつづっている。

 だが、この発表の直前、8日には「ダウンタウン」松本人志が「週刊文春」の性加害疑惑報道を受け、5億5000万円の損害賠償や記事の訂正を求めていた裁判について、訴訟を取り下げ、女性への謝罪コメントを発表している。

「もともとの性加害報道の記事のなかで、たむらさんは松本さんへの女性の“アテンド役”だったと報じられていました。それに対して、たむらさんは飲み会開催の事実は認めつつも、あくまで『健全な会だった』といった反論をおこなっています」(芸能記者)

 訴訟の取り下げを受けて、松本が2025年初頭にも芸能活動を本格的に再開するという報道もなされている。そのため、たむらのこのタイミングでの帰国に、Xでは疑問の声が相次いでいる。

《松本某が告訴を取り下げるやいなや、たむけん帰国なんだとか。いやータイミングいいですね》

《松本人志の裁判取り下げに、呼応するかのようなタイミングで帰国とは気になりますね》

《松本人志の裁判終わったタイミングで帰国って都合良すぎない? やっぱりアメリカ逃亡だったんじゃん》

《松本擁護でマスコミや世間からアメリカに逃げてただけだろ 復帰の話も吉本芸人には先にあってか本人から連絡あったんだろ だから松本復帰にどさくさ紛れで便乗狙ってるだけだろ》

 たむらにこうした声が向けられてしまうことに「米国に渡った、ほかの吉本芸人たちとの“覚悟”の差が大きい」と語るのは、芸能プロ関係者だ。

「たとえば『ウーマンラッシュアワー』の村本大輔さんは、ひとり喋りのスタンダップコメディアンを目指してアメリカに本格移住し、小さなライブハウスからコツコツと実績を重ねています。

 ゆりやんレトリィバァさんも、2024年の秋からアメリカへ渡るため、長らくレギュラー出演していた『探偵! ナイトスクープ』(朝日放送系)を卒業しています。ほかにも『ピース』の綾部祐二さんや、渡辺直美さんなども、日本での仕事を整理して渡米しています」

 たむらが米国へ渡ったのは2023年の5月。7本あったレギュラー番組はすべて降板している。

 当時は“退路を断った”決断だったのかもしれないが、「二足の草鞋」のもうひとつである焼き肉店は整理しなかった。結局は、「保険をかけていた」と思われても仕方ない結果となったようだ。