コービー・ブライアント氏

 サッカースペイン1部リーグ、バルセロナが、元NBAの伝説的な選手で2020年にヘリコプター墜落事故により亡くなった米国のコービー・ブライアントさん(享年41)をモデルにしたスポーツ製品のコレクションを、来季の第2ユニホームとして使用することを決めたという。バルセロナを中心に展開するスポーツ紙エル・ムンド・デポルティボなど複数メディアが伝えている。

 同クラブと世界的なスポーツメーカーのナイキ社がユニホーム契約を延長することで合意したことが理由。長期契約が決まったことと、バルセロナファンを公言していたブライアントさんを顕彰するスポーツブランドの立ち上げが進んでいたことが理由と考えられる。

 ナイキ社はこれまでも米国の伝説的なバスケットボール選手のマイケル・ジョーダン氏を全面に押し出した製品コレクションを展開しており、パリ・サンジェルマン(PSG、仏)が2018年からユニホームとして使用している。

 バルセロナとナイキ社の契約延長は9日に正式発表された。2028年からさらに10年関係が続くことになる。新契約により増収となるほか2028年までの現契約の見直しもされて上乗せ分があり、新契約終了までのスポンサー料の総額は17億ユーロ(約2783億円)になるという。