全国高校ラグビー大会県予選は10日に決勝戦が行われ、花園出場をかけ明和県央と桐生第一が激突しました。

決勝戦は、3年連続の花園出場を目指す明和県央と3年ぶりの王座奪還を狙う桐生第一、4年連続の同一カードです。

先にゲームを動かしたのは、桐一でした。前半7分、敵陣深く攻め込むと、9番・岡田が持ち出しラストパス。14番・田村の3試合連続のトライで7点を先制します。桐一は、この4分後にもトライを奪い14対0とリードします。

しかし、19分でした。県央は、ラインナウトからチャンスを作ります。モールで前進し、最後は2番・大谷。自慢のフォワードで反撃を開始します。すると23分には、自陣からボールを細かく繋ぎ、ピッチを広く使う展開ラグビーを存分に見せつけます。タッチライン際でボールを受けた14番・平出が相手ディフェンスをなぎ倒し、トライを奪います。県央は、このあと27分にもトライを奪うなど21対14と逆転して前半を折り返します。

後半は、トライラッシュの県央、フォワードとバックスが一体となった攻撃で6つのトライを奪うなど、55対14で桐一を圧倒。3年連続11回目の花園出場を決めました。明和県央は、来月27日に開幕する全国高校ラグビー大会に出場します。