最終予選ではスタメンを入れ替えていない森保監督。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 日本代表は、9月から始まった北中米ワールドカップのアジア最終予選で、ここまで3勝1分け。2位のオーストラリアに5ポイント差をつけ、グループCのトップを独走している。

“史上最強”とも評される森保ジャパンは、欧州のトップリーグで活躍する選手をずらりと揃え、2チーム分を作れるほど人材が豊富で、層が厚い。

 それでも、今予選で森保一監督はほとんどスタメンを変更していない。オーストラリア戦で体調不良の遠藤航に代えて田中碧を起用した以外では、2シャドーの一角を久保建英→鎌田大地→鎌田→久保と入れ替えただけだ。

 2試合あるのだから、もっとローテーションをしてもいいのではないかという意見もあるなか、その必要はないと主張するのが、ABEMAでブンデスリーガなどの解説を務めている鄭大世氏だ。

「代表戦でローテーションはいらないと思う。今やっているのがベストだと思う。リーグ戦で連戦が続くようであれば必要かもしれないですけど、ベストメンバーでいくのが必須だと思う」
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 Jリーグでも活躍した元北朝鮮代表FWは「逆にローテーションをして、(0−1で敗れたカタールW杯の)コスタリカ戦みたいになったら興ざめだと思うので、今のベストの陣容で戦うのが一番大事」と強調する。

「人材が豊富でも、みんなの顔色を窺ってたら商売上がったり。今やってることがベストだと思う」

 2連戦であれば、ベストメンバーを送り出すべきだと見解を示した。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)