「仮装じゃなくて偽物」ディズニーハロウィンでルール違反、“シンプルに怖い”過度な仮装
東京ディズニーランドおよびディズニーシーで行われていた秋のイベント『Disney HALLOWEEN 2024』、通称「Dハロ」が11月7日をもって終了。X(旧ツイッター)などのSNS上でも《ラスト!》などと仮装での入園を楽しむ人々の報告が散見されたが、同イベント終盤、“ルール違反疑惑”の仮装者が物議を醸した。
【写真】「アウトでは?」“Dハロ”で物議を醸したグーフィーそっくり仮装
“露出とは真逆”の仮装も物議
「近年、大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンのハロウィンイベントで“下着姿に近い衣装”を着用・撮影する女性が問題視されるなど、行き過ぎた仮装に白い目が向けられがちですが、今年は『Dハロ』でも、『リトル・マーメイド』の主人公・アリエルの仮装をした女性をめぐり《Dハロでは過度な露出禁止なのに》といった声が飛び交う騒動がありました」(スポーツ紙記者)
「Dハロ」の仮装にはルールが設けられており、「過度な露出のコスチューム」はNGとされていた。今回“炎上”してしまったアリエル仮装者の女性は、インナーでの対策が不十分に見えたことから、Xユーザーの間で《ルール違反》ではないかと騒がれてしまったようだ(当該のアリエル仮装者のアカウントは現在非公開)。
一方、期間終盤には“露出とは真逆”の仮装で物議を醸した者も。
「その人物は11月6日、ミッキーマウスを中心とした『ミッキー&フレンズ』のひとり、グーフィーの仮装でディズニーランドを訪れていたことをXで報告。首から《仮装中》という札を提げていましたが、グーフィーの衣装に加えて着用していた被り物は、写真の角度によっては“着ぐるみに近い姿”に見えました。当該人物は、ほかのディズニーキャラクターでも似たような仮装を楽しんでいた様子をポストしています」(前出・スポーツ紙記者)
「仮装じゃなくて偽物」
「Dハロ」の仮装ルールには《顔がわからなくなるコスチューム、アイテム、メイクでのご入園はできません》というものもあり、X民は困惑。
《肌着なしアリエル炎上の次は本物のグーフィーそっくりの被り物付き全身着ぐるみ仮装出現》
《グーフィーの覆面?の仮装許されるの??ルールってなに??》
《例の本物そっくりグーフィー被り物着ぐるみ仮装((笑))の人、チャイナグーフィーって言われててゲラゲラ笑った なおさらダメでしょ》
《仮装じゃなくて偽物だよ…》
《Dハロのグーフィー着ぐるみ仮装の人ヤバかったな 完成度高いからこそ、本物と勘違いしちゃう人多かったみたいだね。フルフェイスじゃなくて被り物だからセーフだとしても、本物と見間違えるのはアウトでは?てか子供かわいそ。「仮装中」って札付けてるのも保険掛けてます感がなんとも...》
《本物みたいになっちゃダメなんだよ。グーフィーやミッキーとかそういうキャラは特に》
ルールの意図との齟齬を指摘する声が相次いだ。
「似たような問題でいうと昨年、東映アニメーションが“非公式グリーティング活動”などの行為を禁止しました。これは同社の人気キャラクター『プリキュア』の非公式着ぐるみでそのような活動を行ったXユーザーが、“女児との触れあい”に言及する投稿を行っていたことが問題視されたものとみられています。活動場所とされた茨城県の国営ひたち海浜公園も公式ホームページ上に《お客様の安全な公園利用のため、防犯上、顔が確認できない被り物及び特殊メイク(目・鼻・口などの顔の一部を覆うメイク)、覆面、フルフェイスを着用しない》といったルールを掲載しています」(前出・スポーツ紙記者)
ひたち海浜公園が撮影ルールを追加した際、ネット上には《規制されてよかった》《誘拐とか出る可能性あるから対策するのは当たり前》《シンプルに親としては怖いだろ》など、その対応を評価する声が多く寄せられた。
現状、「Dハロ」でそういった問題は発生していないようだが、やはり《何も知らない女性や子供に近づいて体を触ることもできるし、子供をどこかへ連れて行くこともできる。でも犯人の背丈も顔も見えない指紋も残らない》と、過度な仮装に不安を覚えるXユーザーもみられる。来年は「Dハロ」のルール強化もあり得るだろうか――。