仙台強盗致死、事件6日前もリフォームで被害者宅を出入り…建設会社員の男を逮捕
仙台市青葉区で2月、民家に侵入して住人男性に暴行を加えて死亡させ、現金約1500万円を奪ったとして、宮城県警は9日、同市宮城野区鶴巻、建築会社員佐藤加寿也(かずや)容疑者(44)を強盗致死と住居侵入の両容疑で逮捕した。
佐藤容疑者は以前からリフォームの仕事で男性宅に出入りし、事件6日前にも工事をしていたという。県警が動機などを調べている。
発表によると、佐藤容疑者は2月21日午前11時半〜午後1時頃、同市青葉区折立、無職大塚修さん(当時72歳)の戸建て住宅に侵入し、大塚さんに暴行を加えて死亡させ、現金を奪った疑い。調べに対し、「間違いない」と容疑を認めている。
大塚さんは当時、1人で自宅にいたとみられ、夕方に帰宅した家族が室内で倒れているのを見つけ、119番した。額などに複数の傷があったという。
勤務先の建築会社によると、佐藤容疑者は昨年6月以降、仕事で大塚さん宅に出入りし、今年2月15日には階段の手すりの取り付け工事をしていた。事件当日は公休だった。県警は現場の状況などから単独犯とみている。
現場はJR仙台駅から西に約7キロの住宅街。