YUTORI-SEDAI/撮影:白石達也(提供写真)

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【モデルプレス=2024/11/09】3ピースロックバンド・YUTORI-SEDAIが11月8日、渋谷Spotify O-WESTにて3rd one man live「on your mark」を開催。3月に渋谷WWWで行われたライブから約8ヶ月ぶりとなるワンマンライブを成功に収めた。

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◆YUTORI-SEDAI、ワンマンで新曲初披露


冒頭、しっとりとした雰囲気の中で流れるオープニングとともにメンバーが登場。そこからVo.金原遼希の「始めようか渋谷〜!!!」の掛け声とともに「23×3」がスタートし、一気に会場は高揚感に包まれた。青春がテーマの、爽やかなスタートにふさわしい楽曲から、次は2023年7月にリリースし、ABEMAオリジナル恋愛番組「恋する◆週末ホームステイ 2023夏」(◆はハートマーク)の挿入歌で話題の「ぎゅっとして、」を披露。軽快なメロディーラインと女の子目線のキュートな歌詞が特徴で、SNS上では、たくさんのインフルエンサーなどが使用した楽曲。お馴染みとなった曲中の「ぎゅっとして!!」の掛け声が会場に広がった。

そしてその流れのまま2024年7月にリリースした「恋しちゃったんだ」へ。YUTORI-SEDAIの恋愛曲の中では珍しい、“進んではいけない恋かもしれない”とわかっていても止められない、もどしかしい感情を表現した1曲。楽曲中盤のギターの見せ場では他の楽曲とはまた異なる演奏テクニックが見え、アップテンポのライブ映えする楽曲になっている。

「3rdワンマンライブ、on your markへようこそー!」と改めて挨拶をするYUTORI-SEDAI。MCではワンマンのこの日に、企業CMソングの「ずっとそばに」をリリースしたことを発表した。その流れで、「ずっとそばに」をフル尺初披露。今までのライブで短尺披露はしていたが、リリース後フル尺はファンの前では初お披露目となった。“大切な人と一緒に過ごす当たり前の日常ほど幸せ”という想いが歌詞に込められているこの楽曲は、スピード感のある楽曲ではあるが、どこか温かさやほっとするような想いになる1曲だった。続けて、夏曲の定番の「サマートリガー」と新曲の1曲を披露。2曲とも夏のエモさと爽やかさが感じられるナンバーである。

次は雰囲気をガラッと変えた2曲。金原の「大切な人に向けて愛を送ります。」から1曲目は、しっとりバラードのラブソング「幸せにしたいんだ」。サビの「ずっと隣にいたいよ、君を守りたいよ誰よりもずっと愛しているんだ…」から伝わる相手を想うストレートなメッセージが印象的な楽曲。そして、金原から「ずっとライブでやりたいと思っていた新曲を送ります、叶わない恋の歌です」とSNS上にも回っていない、今回のワンマンで初披露となる新曲を演奏。切ないメロディーが耳に残る、確実にYUTORI-SEDAIの代表曲に入ってくる予感がする1曲であった。報われない恋だと分かっていながら相手を想う気持ちが止まらず、その溢れる想いがメロディにも乗り、サビで最大限に表現されていた。

「新曲をやりました!どうでしたか?」とBa.上原しゅんのMCに入り、「金ちゃんから今回の曲が送られてきた時に今まで以上に衝撃があり、今日来てくれたみんなに聞いてもらえて嬉しいです!」と新曲について話した。「バンド始めた時の曲を今からやってもいいですか!?」の金原の一言からライブ後半へ。普段はあまりやらず、ワンマンライブでしか聴けない楽曲を連続で披露した。1曲目は「陽炎」という楽曲。どこか懐かしさを感じさせるエモーショナルな空気感の1曲。切ないメロディに乗せたサビ部分の「会いたい、会いたい」というフレーズが印象的で耳に残る。

次は恋愛曲が多いイメージのあるYUTORI-SEDAIでは珍しい、青春ソング。「叶えたい夢をこの2人とあなたに向けて書いた曲です、yumeという曲!」と金原が話しスタート。全体的なメロディ自体に、寂しさの中で背中を押してくれるような情緒があり、さらに勇気づけられる歌詞が乗り、まさに「yume」というタイトルにぴったりな楽曲だった。3曲目は、かっこいいギターリフから入り、疾走感のあるロックサウンドの10代の頃に作ったと話した「憧れ」。10代の頃の葛藤する気持ちが歌詞にもメロディにも表現されており、聴いていて爽快感のある楽曲で、ポップなラブソングとはまた異なり、バンドの底力が見えた3曲であった。

◆YUTORI-SEDAI、ファンに感謝伝える


「さぁここからラストスパート、でかい声だす準備できてる人ー!」という呼びかけと共にライブはラストパートへ。1曲目はYUTORI-SEDAIの定番曲といえば!の楽曲である「すき。」。2023年2月にリリースし、現在ミュージックビデオは330万回再生を突破しているキュートでポップなYUTORI-SEDAIらしいラブソング。ライブ恒例となってきた曲中ラスト部分の好き好きコールでは会場一体となっていた。そして、最後はアップテンポでノリやすい「アイラブユーベイビー」と「足りないくらいがちょうどいい」を披露。「足りないくらいがちょうどいい」では、イントロがスタートし、会場のファンが一斉にジャンプ!明るく軽快なサウンドが心地の良い、本編最後に相応しい楽曲になった。

アンコールでは、「改めてきてくれてありがとう!」とファンに感謝を伝えた。メンバー3人からも、数年前のまだまだかけ出しの頃のライブを思い返したり、金原、Dr.櫻井直道、上原がお互いへの想いを語った。3人が揃うとでてくる唯一無二のほんわかした空気感があり、本当に仲が良いことがわかるMCのやりとりであった。その流れから「君と音楽」を披露。最後に、「もう1曲やっていいですか?笑って終わりたいんで!」と、急遽、1曲目と同じ「23×3」をパフォーマンス。再度来てくれたファンに感謝を伝え、「本当に、本当にありがとうございました!これからも宜しくお願いします!」と締めくくり、3rd one man live「on your mark」は終了。ワンマンならではで見ることのできる楽曲の幅広さや、メンバーそれぞれのキャラクターの魅力が存分に発揮されたライブだった。

◆YUTORI-SEDAIプロフィール


YUTORI-SEDAIは、Vo/Gt.の金原遼希、Ba.の上原しゅん、Dr.の櫻井直道の3人で構成される3ピースロックバンド。2020年に現メンバーとなり本格始動。Vo/Gt.金原の切なくも優しい歌声と女性目線の歌詞が注目を浴び、主に恋愛をテーマとする歌詞が魅力的でZ世代を中心に共感を呼んでいる。(modelpress編集部)

◆セットリスト


M1.23×3
M2.ぎゅっとして、
M3.恋しちゃったんだ
M4.ずっとそばに
M5.サマートリガー
M6.新曲
M7.幸せにしたいんだ
M8.新曲
M9.陽炎
M10.yume
M11.憧れ
M12.すき。
M13.アイラブユーベイビー
M14.足りないくらいがちょうどいい

EN1.君と音楽
EN2.23×3

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