『3COINS』公式インスタグラム

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《丁寧すぎるくらい大切に扱ってくれる最高なビジネスパートナーの人たちと一緒に育ててきた商品群なんだよ》

【写真】『3COINS』の問題投稿と、対応にあきれる著作者の抗議メッセージ

「回答を差し控える」

 300円というリーズナブルな値段で日用品等を販売する『3COINS』が“推し活”アイテムを発売。しかし、商品紹介のために投稿した写真が問題視されている。

「近年、特に女性の間で流行している “推し活”ですが、その中でも推しのぬいぐるみを、自分好みにカスタマイズしたり、撮影したりする“ぬい活”が話題となっています。最近ではイベント会場や旅行先、カフェなどでぬいぐるみを撮影している人をよく見かけます。3COINSでも、このぬい活に注目した商品を販売中。特に“ぬいぐるみに着せる洋服が可愛い!”と話題になっているのですが……」(フリー編集者)

 今回問題となったのは、このぬいぐるみ用の洋服を着せられたモデルとなっているぬいぐるみ3COINSのオンラインショップにアップされた写真に対し、“ぬいぐるみが無断使用された”と、著作者がX(旧ツイッター)で冒頭の抗議声明を出したのだ。

 Xには、

《著作物を法人に無断使用されたので“今回は特別に事後承諾するけど、クレジット表記はしてね”とお願いしたら応じてくれたものの、“今後もお宅の商品が皆様にあいされるように手伝ってあげるね”という旨のありがたいお言葉を頂戴し、白目むいてる》

 と、デザイナーかつ、ボクトウシシュー合同会社の代表である平栗あずささんがポストして物議を醸している。

 公益社団法人著作権情報センターのホームページを確認すると《著作権のある著作物を、著作権者の許諾を得ないで無断で利用したり、自分が創った著作物だと騙して利用すると著作権侵害となります》

 と記載されている。また、著作権の侵害を受けた者は、侵害した者に対し、損害賠償の請求などが可能だ。

著作権関連のニュースでは、10月にも発生しています。人気アニメや映画のセリフの文字を起こし、その場面の映像をスクリーンショットとともにネット上で公開したとして、東京都内のサイト運営会社の関係者3人が著作権法違反の疑いで逮捕されました。国内のいわゆる“ネタバレサイト”をめぐって逮捕者が出たのは初めて。

 著作権侵害は重大な犯罪です。3COINSは創業から30年の歴史があるブランドにも関わらず、今回の騒動はあまりにも不用意すぎますね」(前出)

 3COINSを運営する株式会社パルに問い合わせると、《既に著作者さまとの間で解決をしておりますので回答を差し控えさせていただきたく存じます。何卒ご了承ください》とのこと。

 近年、さまざまな場面で問題視されている『著作権』だが、メーカーと著作者でうまく共存しながら、素敵な商品を生み出してほしい。