新体操“元フェアリージャパン”の遠藤由華さんが小学校に 子どもたちに伝えたこととは 《新潟》
国が全国の学校にアスリートを派遣する取り組みで、北京オリンピックの新体操団体・日本代表の遠藤由華さんが長岡市の小学校を訪れました。遠藤さんが子どもたちに伝えたこととは。
長岡市の希望が丘小学校を訪れたのは、新潟市出身で新体操団体・元日本代表の遠藤由華さんです。
〈遠藤由華さん〉
「これ以上いったら、体ねじれるっていう方じゃない方に回る。右側からかな」
子どもたちは遠藤さんの指導を受けながら普段はしない動きに挑戦。見よう見まねで一生懸命、体を動かします。
これは子どもたちに運動の楽しさを伝えようと、スポーツ庁などが去年から始めたプロジェクト。様々なスポーツのトップアスリートが全国の学校を訪れ、体育の先生として授業をおこなっています。
新体操団体・日本代表「フェアリージャパン」のメンバーとして高校2年生の時に北京オリンピックに出場した遠藤さん。その後も数々の国際大会に出場しましたが、けがのため、23歳で現役を引退しました。現在は指導者として活動しています。
子どもたちはマット運動を行ったり、新体操の動きを取り入れたボール運動を行ったりして遠藤さんの授業を楽しんでいました。
〈児童〉
「でんぐり返しとかして楽しかった」
「ボールをキャッチしたり投げたりすることが楽しかった」
「リボンを投げたりキャッチしたりするところが一番すごかった」
「楽しかったし、知らなかった技も知れてうれしかった」
けがに悩まされ、夢半ばで現役を引退した遠藤さん。それでも、指導者として新体操に関わり続けています。授業を通して子どもたちに伝えたいことがありました。
〈遠藤由華さん〉
「好きだからつらいことがあっても(新体操を)やってこれたので、みんなにもそういう自分が大事にしたいこととかを見つけて好きなことに出会って、それを大切に自分の人生を進んでいってほしい」
県内ではことし、アスリートが27校を訪問し授業を行う予定です。
最後にヒット曲に合わせ演技を披露した遠藤さん。子どもたちは手拍子をしながら目を輝かせて見入っていました。