グループ活動を休止している「嵐」

写真拡大

 11月3日、アイドルグループ・嵐がCDデビュー25周年を迎えたことを記念して、公式YouTubeチャンネルでファンへの“サプライズ”があった。

「これまでに公開していなかった楽曲のミュージックビデオが一斉に投稿されました。2000年の『SUNRISE日本』から2020年の『Do you…?』まで、全71曲が見られるようになったのです。若かりしころの5人の映像も多く、ファンから好評です」(芸能記者)

 ただ、Xではミュージックビデオに関し、

《嵐のMV公開、再開の兆しよりも解散の置き土産としか思えない》

 などと悲観的なコメントも多い。さらには、その再生回数の少なさを嘆く声も多く見受けられるのだ。

《普通にファンが好きな曲が再生低くて謎い まあ「聞きたい」ならYouTubeじゃなくてもいいしね…》

《MV公開するにもNEWSみたいに小出しにしてくれたら登録者数も再生回数も稼げるのに、そういう数字に対してあんまり貪欲じゃないところ、嵐好きだった時からなんかずっとイライラしてた》

《嵐で1番好きな曲なのに再生回数低くて横転》

 前出の芸能記者は、今回の嵐の試みをこう語る。

「公開から3日経った11月7日時点で、『果てない空』(2010年)は14万回再生、『迷宮ラブソング』(2011年)は23万回再生、『ワイルドアットハート』(2012年)も29万回再生と、嵐の全盛期といえる2010年代にリリースした曲でも10〜20万回再生のものが多く“爆死”と言われても仕方がない状態です。

 今回解禁された楽曲のなかでは、『5×20』(2019年)の91万回再生が最高記録。1日で71曲を公開したことで、視聴される動画が分散されたことも大きいかもしれませんが、2019年に投稿した『Love so sweet』(2007年)が6600万回再生超え、『Monster』(2010年)が6000万回再生近くと、かつては驚異的な反響だったことを考えると失速した印象は否めません」

 2020年末に嵐が活動休止した後、Snow ManやSixTONES、なにわ男子など、旧ジャニーズ事務所に所属していた後輩グループも公式YouTubeチャンネルにミュージックビデオを多数投稿している。

 そのため、嵐と他のグループとの“格差”が浮き彫りになってしまっている状況だ。

「Snow Manが10月に投稿した『One』は1530万回再生、SixTONESが5月に投稿した『GONG』は1230万回再生、なにわ男子が5月に投稿した『Alpha』も1075万回再生と、4桁の数字を記録しています。

 もちろん、いま勢いのある若手グループと活動休止中のグループという違いはありますが、一時は“国民的アイドル”と称された嵐と後輩で少しずつ差が広がっている印象です」(前出・芸能記者)

 活動休止から間もなく4年経とうとしているが、嵐は“国民的アイドル”の座を守り切れるか──。