『ミッション:インポッシブル8』ついに撮影終了、製作費4億ドル ─ タイトル発表&予告編もうすぐ
トム・クルーズ主演、人気スパイ・アクションシリーズの最新作『ミッション:インポッシブル8(仮題)』が無事に撮影終了を迎えたことがわかった。米The Hollywood Reporterが報じている。
本作の撮影は2022年3月に開始されたのち、前作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング』(2023)のプロモーションや、全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)のストライキのために中断を挟み、2024年3月に再開されていた。7月にはサイモン・ペッグが自身の撮影終了を報告していたが、いよいよ全体の撮影が終了し、ポストプロダクション(撮影後作業)に突入しているという。
前作『デッドレコニング』は、劇場公開時には『デッドレコニング PART ONE』と題されており、来たる第8作と前後編の構想だった。物語も後編につながる形で幕を閉じたが、『デッドレコニング』の興行が期待に届かなかったことを受け、パラマウント・ピクチャーズは戦略を変更。前作のタイトルから「PART ONE」を削除し、第8作も新たなタイトルになるといわれている。
報道によると、気になる第8作のタイトルは今後2~3週間のうちに予告編とともに発表される見込み。パラマウントは広報のため、本作をシリーズの最終作として打ち出すこともありうるというが、トム自身は今後もイーサン・ハントを演じ続ける意志をだけに、どのような位置づけとなるかはまだわからない。なお、スタジオ側はカンヌ国際映画祭でのワールド・プレミア開催にも前向きだという。
度重なる撮影の遅延を受けて、本作の製作費は4億ドルにまで迫っているとも伝えられている。不測の事態に見舞われたとはいえ、パラマウントにとって絶対に失敗させられないプロジェクトであることは確かだ。
監督・脚本はクリストファー・マッカリー。出演者にはイーサン・ハント役のトム・クルーズをはじめ、ベンジー・ダン役のサイモン・ペッグ、ルーサー役のヴィング・レイムス、グレース役のヘイリー・アトウェル、ジャスパー・ブリッグス役のシェー・ウィガムらが続投する。新キャストには「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」(2020-)のハンナ・ワディンガム、『アントマン&ワスプ クアントマニア』(2023)のケイティ・オブライエン、『アイアンクロー』(2023)のホルト・マッキャラニー、「THE LAST OF US」(2023-)のニック・オファーマンら。
映画『ミッション:インポッシブル8(仮題)』は、2025年5月23日に米国公開予定。
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